11月8日と11月9日は、「いいパックの日」です。
いいパックの日が、どのような記念日で、どんな由来や意味があるのか?
また、誰が、いつ、なぜ制定された記念日なのか?
といった通り、「いいパックの日」に関する様々なことをまとめて紹介しています。
いいパックの日とは?
いいパックの日とは、11月8日と11月9日の2日間の「1189」の数字から「いいパックの日」と名づけられました。
誰が「いいパックの日」を制定したのか?
1991年(平成3年)に、簡易包装を呼びかけるために、通産省(現在の経済産業省)が制定した記念日です。
スーパーやコンビニなどでの包装紙やレジ袋などを削減するために普及したエコバッグなどの先駆けとして作られた記念日です。
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簡易包装が進んだのは?簡易包装とは?
簡易包装が進んだのは、1973年(昭和48年)の「オイルショック」が起こったのがきっかけです。オイルショックでは、油を輸入に頼っている日本では大きなインパクトになり、資源が残り少ないということで、余分な包装を簡素化するようになりました。
包装が過度であった時期
オイルショックが起こる前は、包装が「沈黙のセールスマン」と言われ、少しでも多くの人に目につくように、派手な包装が主流になり、売るために過剰に包装がされるようになりました。
昔は、包装は最小限だった
昔は、買い物は家からカバンを持って、商店街に行き、八百屋、肉屋、魚屋、果物屋などを周り、お店に置いてある商品を自分のカバンに入れて帰っていました。
当時の梱包と言えば、お肉や魚を包む薄い紙、おにぎりを入れる竹皮など、せいぜい、最低限のモノでした。
包装が過剰になった理由とは?
お店の包装が過剰になる切っ掛けになったのは、20世紀の初頭に、パリのデパートが、自分のお店のマークが入っている包装紙で、商品を包むようになったのがきっかけです。
当時は、政治家や企業の経営者などの自宅に、お届け物を装って、爆弾を送ってくるテロが起こりました。
このテロに対して、デパートが信頼を取り戻すために、お店のマークの入った包装紙で、商品を包んで送るようになりました。この包装が綺麗だということで、テロが関係ない国にも全世界的に、包装する仕組みが広がり巻いた。
梱包が過剰になる
はじめはテロ対策のための梱包でしたが、美しいギフトラッピングが、見た目がいいことで全世界的に広がりました。
すると、より見た目の良い梱包を求める声や、または、商品を外からの衝撃から守る梱包などが行われるようになり、ビニールや段ボールなどで緩衝材として使い、メーカーの箱に入れ、それをさらにお店の包装紙で包み、お店の紙袋に入れるといった感じで、綺麗に見せるために梱包が過剰になりました。
過剰の梱包の終了
過剰な梱包は、先に説明したオイルショックによって、省エネが注目されて、過剰な包装は控えるようになりました。ただし、百貨店など、お客によって、シッカリとした梱包が求められるお店では、過剰な包装は現在でも残っています。
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スーパーのレジ袋の削減
地域によっても差はありますが、2007年ごろからは、スーパーでは、レジ袋の削減を目指して、レジ袋が不要な人には、「ポイントの付与」「数円の値引き」などが行われるようになりました。
この時期に、多くの人が取り入れだしたのがエコバッグです。エコバッグを持って買い物に行き、レジ袋を貰わないことで、ポイントや割引を受ける主婦が増えました。
エコバッグの普及の問題点
エコバッグは、不要にレジ袋を使わないためには大切な袋ですが、スーパーなどのお店にとっては、エコバッグが普及することで問題も増しています。
エコバッグを持参する人が増え、レジ袋を使用する人が増えることで万引きが増えているようです。
元々、レジ袋は、万引き防止の意味合いがあり導入されたのですが、レジ袋の使用が減ることで万引きが見分けにくくなるようです。
まとめ
エコバッグが普及している現代では、11月8日と9日の「いいバックの日」は、ピッタリの記念日だと思います。
無駄に資源を使い過ぎるのは、当然、よくありません。最近では、エコバッグが普及し、ゴミの分別回収も進み、省エネやエコに関心がある人も増えていると思います。
その為、11月8日と11月9日の「いいバックの日」は、レジ袋やエコバッグなどを通じて、普段の生活で、無駄はないか?再確認するのに良い記念日ではないかと思います。