6月5日は、熱気球記念日という記念日です。
熱気球記念日は、世界で初めて熱気球の飛行実験に成功したことにちなんで制定された記念日です。
さらに詳しく、「熱気球記念日」について知りたい場合には、このまま読み続けることで知識を深めることができます。
「熱気球記念日」に関する基本情報
ここでは、「熱気球記念日」を、誰が制定したのか?なぜ、6月5日なのか?どのような由来でできた記念日なのかといった基本的な情報を紹介します。
なぜ、6月5日が記念日になったのか?
熱気球記念日は、1783年6月5日に、熱気球の初の飛行実験に成功したことで、6月5日が記念日の日付になっています。
熱気球の初飛行に成功したのが「熱気球記念日」の由来
世界で初めて、フランスでモンゴルフィエ兄弟が、熱気球による無人飛行を成功させたことに由来して制定されている記念日です。
モンゴルフィエ兄弟とは?
モンゴルフィエ兄弟とは、兄のジョセフ、弟のジャックの2人で、フランスで製糸業を営んでいる兄弟です。熱気球の世界初の有人飛行も成功させています。
なぜ、熱気球の研究をはじめたのか?
兄のジョセフは、洗濯物を乾燥させるために、火を焚いていたところ、洗濯物が上昇する気流によって、ポケットのような形になったことに気付いて、熱気球を思いついたとも言われています。
また、他にも、煙突から煙が上がっているのを見て、煙を紙袋に閉じ込めることを思いついたとも言われています。
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初めての熱気球の飛行実験はパリで行われた!?
初めての熱気球の実験は、1783年6月5日にパリで行われました。6月5日の実験を行う前に、丈夫で大きな袋を作って、何度か実験を重ねています。
初の実験の熱気球は、村人に幽霊と怖がられた!?
モンゴルフィエ兄弟の初めての熱気球の実験は、1782年12月14日に行われています。この時の実験では、約3m四方の布を張ったものでした。下から火を燃やすと、すごい勢いで上昇し、2kmも空を漂い、村に落下しました。
村人は、空から落ちてきたものをはじめて見て、お化けだと怖れ、破壊してしまいました。
モンゴルフィエ兄弟は、発明の発表に、役人を招待した
熱気球の実験に成功したモンゴルフィエ兄弟は、自分たちの気球の発明を、世間に公表するために、約半年かけて準備しました。そして、役人を招待して公開実験飛行を行い、高度は1600~2000mまで上昇し、10分間の飛行に成功しました。
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気球の人口飛行は、宗教的に問題があった!?
無人の熱気球の飛行に成功すると、今度は、人間が乗った気球の飛行にモンゴルフィエ兄弟が試みました。しかし、この当時は、空は、天使や神様の領域とされていました。
その為、人間が空を飛ぶというのは、人間の思い上がった態度だと聖職者からの意見が出るような時代でした。その為、神罰が下る恐れがあるという人もいたので、最初は、動物で実験しています。
また、人が気球に乗って上空にあがるのは、最初は、罪人を乗せると良いのではないか?という案も出ていたようです。
初めて熱気球で空を飛んだ動物とは!?
初めて、動物を乗せて熱気球をあげたのは、1783年9月19日です。初めて乗せた動物は、「羊」「アヒル」「鶏」でした。
「ベルサイユ宮殿」で実験が行われた!?
動物を乗せての初めての熱気球の実験は、ベルサイユ宮殿で行われました。当時のベルサイユ宮殿では、国王ルイ16世と王妃マリーアントワネットの前で実験が行われ、高度は460mで、8分間の飛行に成功しました。
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世界初の有人飛行に成功!?
1783年11月21日には、熱気球による世界初の有人飛行に成功しています。初めて気球に乗ったのは、2人の侯爵でした。
初飛行の場所は、ブローニュの森でした。実験は、ブローニュの森から飛び立ち、25分間、高度90m、約8.8kmの飛行に成功しました。
「熱気球記念日」に関する豆知識・雑学
ここからは、「熱気球記念日」にちなんで、「熱気球」に関連する豆知識、雑学について紹介します。
日本で初めての熱気球の飛行は?
1960年代に、日本では、スカイスポーツへの関心が高まっていました。そんな1960時代に、2人の学生が、手作りした気球の「イカロス5号」で、日本発の熱気球の飛行に成功しています。この気球の初飛行によって、日本中をわかせています。
日本熱気球連盟(日本気球連盟)の設立
1973年に、日本熱気球連盟(日本気球連盟)が設立されています。
まとめ
熱気球記念日は、熱気球の飛行実験に成功した日にちなんで制定された記念日です。特に、誰が制定したのか分かっていませんでした。特に、日本記念日協会にも登録、認定されている訳ではありません。
気球は、普段の生活で接することがないので、機会があれば一度は乗ってみたいなと思いました。