7月1日は、銀行の日という記念日です。
銀行の日は、「地域に、取引先に、株主に」より開かれ、より親しまれ、より信頼されるために、自らを見つめ直す日として制定された記念日です。
さらに詳しく、「銀行の日」について興味がある場合は、このまま読み進めることで知識を深めることができます。
「銀行の日」に関する基本情報
ここでは、「銀行の日」は、誰が制定したのか?なぜ、7月1日なのか?といった記念日の基本的な情報を紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
1991年(平成3年)1月に、日本金融通信社が制定した記念日です。
いつからある記念日なのか?
「銀行条例」が施行されて100周年をむかえる1993年7月1日を「銀行の日」と定められています。
日本金融通信社とは?
日本金融通信社とは、金融総合専門紙「ニッキン」を発行している会社です。
なぜ、7月1日が記念日なのか?
1893年(明治)7月1日に、普通銀行に関する法規の基礎となる「銀行条例」が施行されたことにちなんで、記念日となっています。
「銀行条例」とは?
「銀行条例」とは、全文でも11条の、簡素な条例でしたが、銀行の定義、営業の監督、設立許可などが規定し、銀行の歴史に大きな意義があるモノとして知られています。
銀行の日のスローガン
1993年(平成5年)からは、「地球にやさしく 顧客に親切」と言ったスローガンをかかげて、銀行の日には、行事、キャンペーン、感謝の運動などが行われていることがあります。
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銀行に関連する記念日
ここでは、銀行の日にちなんで、銀行に関連する記念日を紹介します。
国立銀行設立の日(6月11日)
国立銀行設立の日は、1873年(明治6年)6月11日に、日本で初めての銀行である第一国立銀行(後の第一勧業銀行、現在のみずほ銀行)が設立されたことにちなんで制定された記念日です。
国立銀行は、どれくらい設立されたのか?
1873年に、初めての銀行ができてから、その後、5年間で、153の国立銀行が設立されました。
「国立銀行」は、国の銀行なのか?
国立銀行と「国立」という名前が付いていると、「国」の銀行かと思われがちですが、これは、アメリカの「National Bank」を直訳したもので、「国法によって立てられた銀行」という意味で、国が設立した銀行ではありません。国の法律によって、認められて作られた民間の銀行です。
銀行の設立順が、今も銀行名になっている銀行がある!?
国立銀行として設立された銀行は、設立順に、「ナンバー銀行」と呼ばれる番号が付けられており、
- 第四銀行
- 十六銀行
- 七十七銀行
- 百五銀行
といった銀行名の銀行は、現在でも営業しています。
信用金庫の日(6月15日)
信用金庫の日は、1951年(昭和26年)に、「信用金庫法」が公布、施行されたことにちなんで、信用金庫業界によって制定された記念日です。
1952年(昭和27年)からの記念日
記念日が制定されたのは、1952年(昭和27年)6月20日に、信用金庫法施行1周年を記念して、東京、神田の共立講堂で開催された第1回全国信用金庫大会において宣言し、記念日となりました。
どんな記念日になっているのか?
信用金庫の日は、信用金庫の職員が、信用金庫の歴史的意義や地域と果たす役割を再確認して、創業の理念に立ち返るとともに、地域とともに歩む信用金庫をPRすることで、お客や地域となお結びつきを強固にするのが目的となっている記念日です。
毎年、「信用金庫の日」には、何が行われているのか?
信用金庫の日には、全国各地の信用金庫において、
- 感謝デー
- 清掃活動
- 募金活動
- 献血運動
など、地域への貢献活動を行っています。
このような活動を行うことで、信用金庫は、地元の中小企業を応援し、街の活性化、人々の暮らしを支えることで、地域との「絆」を深める活動を行っています。
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しんくみの日(9月3日)
しんくみの日は、全国の信用組合が、2002年(平成14年)から社会貢献活動の一環として制定された記念日です。
信用組合によっては、9月1日~9月7日までを「しんくみの日週間」とし、
- 地域の清掃活動
- チャリティー・ゴルフコンペ
- 9月2日の感謝デーに、タマゴ1パックプレゼント
などを行っている信用組合もあります。
ネット銀行の日(10月12日)
ネット銀行の日は、ネット銀行を多くの人に知ってもらうのが目的で制定された記念日です。
誰が制定した記念日なのか?
株式会社ジャパンネット銀行が制定した記念日です。
なぜ、10月12日が記念日になったのか?
10月12日が「ネット銀行の日」になっているのは、日本で初めて、インターネット専業銀行として、ジャパンネット銀行が営業を開始した日にちなんで記念日の日が決められています。
ジャパンネット銀行とは?
ジャパンネット銀行は、戦後初の普通銀行免許取得であり、新たな形態の銀行の第一号として、日本初のインターネット専業銀行としてスタートしました。
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「銀行の日」に関する豆知識・雑学
ここからは、「銀行の日」にちなんで、「銀行」に関連する豆知識、雑学を紹介します。
日本で初めての銀行とは?
日本で初めての銀行は、国が法的に認められた銀行は、現在の「みずほ銀行」です。
「みずほ銀行」は、1873年(明治6年)6月11日に、国法によって最初に作られた銀行なので、「第一国立銀行」として開業し、後に、「第一銀行」「第一勧業銀行」など、銀行の合併や名前の変更をへて、現在の「みずほ銀行」になっています。
世界の銀行の起源は、いつ?どこか?
世界で初めての銀行は、紀元前3000年に、現在のイラクにあたる西アジアのチグリス・ユーフラテス川下流にあった、バビロニアの古代王朝が起源だと言われています。
世界で初めての銀行のルーツとは?
現在の銀行のルーツは、1407年に、イタリアのジェノバで設立された「サン・ジョルジョ銀行」です。
銀行の語源・起源とは?
銀行という言葉の「BANK」の語源、起源とは、イタリア語の「BANCO」と言われています。「BANCO」とは、イタリア語で、机やベンチを意味します。
まとめ
銀行の日は、金融総合専門誌の「ニッキン」を発行している日本金融通信社が制定した記念日で、顧客に新設にすることをテーマとして、行事や感謝運動などが行われている日です。
7月1日には、銀行に行って、何か、特別なイベントや行事が行われていないか?確認しにいきたいなと思いました。