12月21日は、回文の日という記念日です。
回文の日は、12月21日が、回文になっていることから、この日を記念日として制定しました。
詳しく、「回文の日」を知りたい場合は、このまま読み続けてもらえれば理解が深まります。
「回文の日」に関する基本情報
回文の日の由来とは、どんな意味があるのか?誰が制定したのか?回文の日について基本的なことを紹介します。
「回文の日」は、誰が作ったのか?
回文の日を制定したのは、回文俳句を手掛けていた宮崎二健さんが制定しました。
なぜ、12月21日なのか?【詳細説明】
回文の日が、12月21日に制定されたのは、「12月21日」が回文になっているからです。
回文とは?
回文とは、「上から読んでも下から読んでも同音になる」文章のことです。
具体的な回文とは、
- しんぶんし(新聞紙)
- ヤオヤ(八百屋)
- 皆花見
- 安い椅子屋
- 竹屋が焼けた
- ダンスが済んだ
- 夏まで待つな
- 仇(かたき)が来たか
- よく利くよ
- 縄の罠
- わたし負けましたわ
- 足しました
- 色白い
- 那須野の砂
- 悲しい品か
といったように、「普通に読んだ場合」と「逆から読んだ場合」が同じ読みになります。
俳句の回文
俳句の回文としては、「ながめしは野の花々のはじめかな」というものも存在します。
和歌の回文
「長き夜のとをの眠りのみな目ざめ波のり舟の音のよきかな」という江戸時代に有名な回文の和歌も存在します。
回文を作る、オススメな点とは?
回文は、和歌や俳句と同じように、頭の体操にもなると言う点でも注目を集めています。
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「回文」に関する豆知識
ここからは「回文」に関する豆知識を紹介します。
回文の歴史
回文の歴史は、非常に古く、西暦79年には、古代ローマの遺跡に「Sator Arepo Tenet Opera Rotas」と記されていました。意味は、「農夫のアレポは馬をひいて仕事をする」です。また、この回文は、5文字ずつで改行し、四角形に組むと別の読み方ができると言った様に、かなり高度な回文になっているようです。
英語の他の回文とは?
英語の回文としては、「Madam, I’m Adam」(マダム、私はアダムです)と言ったものが有名です。
室町時代には回文があった
日本においては、室町時代には、「長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな」という回文の流行歌が存在しました。
江戸時代には「回文俳諧集」が刊行
江戸時代の安政期には、小瀬渺美という新潟の俳人が「回文俳諧集」を刊行しています。この為、江戸時代には、回文が文化と言えるほど普及していた可能性があります。
semordnilap(シモードニラップ)とは?
semordnilap(シモードニラップ)とは、回文の英字の「palindromes」を逆にした造語です。この言葉は、Dmitri A. Borgmannという論理学者が作った言葉です。semordnilap(シモードニラップ)の例としては、「gateman」を後ろから読むと「nametag」となり、前からと後ろからでは意味が変わる物を言います。
回文を英語では?
回文を英語で言うと、「palindrome」と書きます。
まとめ
12月21日の回文の日に、回文について考え、回文を作る習慣を持つことで、頭の体操になります。頭の体操がしたい人は、空き時間や通勤、通学、あるいは、時間のある時にでも、回文が作れないか?意識してみると良いです。