12月20日は、ブリの日(鰤の日)という記念日です。
魚へんに師と書いて「鰤」と読みます。そして、20日をブリと読むことから12月20日を鰤の日(ブリの日)と言います。
さらに「ブリの日」について詳しく知りたい場合は、下記にまとめて紹介しています。
「ブリの日」に関する基本情報
ブリの日の由来や意味、なぜ、12月20日なのか?基本的なことがらについて紹介します。
ブリの日の由来とは?【詳細】
ブリの日が、なぜ、12月20日なのか?を詳しく紹介します。
なぜ、12月なのか?
ブリの旬は、12月の師走です。
魚へんに師と書いて「鰤(ブリ)」と書きます。
なぜ、20日なのか?
20日を分解して
- 2 = ブ
- 0 = リ
「ブリ」と読むことができることから、20日になりました。
12月20日が、ブリの日になった理由:まとめ
年取り魚のブリは師走の魚です。また、12月が師走で、鰤の字に似ていること、20がブリと読む、語呂合わせで、12月20日がブリの日になっています。
誰が提唱した記念日なのか?
FM長野の番組中に提唱されて出来た記念日です。
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鰤(ブリ)の賞味期限(消費起源)・日持ちとは?
鰤(ブリ)の賞味期限は、購入した時の状態によっても変わりますが、基本的に新鮮な状態で購入すれば、2日~3日程度は持つと言われています。
鰤(ブリ)を保存する方法
鰤(ブリ)を保存する時のポイントは、
- 水分をシッカリと拭き取る
- 味つけ、調理をしてから保存する
- ラップで包み、ジップロックで空気に触れないようにする
といった点が大切になります。
チルドでの保存
ラップに包み、ジップロックで空気を遮断して、冷蔵庫のチルド室では、2日~3日程度保存できます。
冷蔵での保存
みりん、醤油などで漬け込んで、冷蔵保存すると1週間近く持つと言われています。
冷凍での保存
風味が落ちますが、冷凍すれば、2週間ぐらいは持つようです。
上記は、季節や冷蔵庫の温度、購入時の鰤(ブリ)の状態によって変わるので、あくまでも参考程度にしましょう。
変色したブリは食べれるのか?
ブリを食べようと思ったら変色していたというケースがあります。変色していても、必ず腐っている訳ではありませんが、ヌメリや変な匂いがする場合は食べない方がいいです。
鰤(ブリ)の日本記録とは?
「Japan Game Fish Association」での記録としては、2005年12月11日の三重県石鏡沖の「22.10kg」といった記録があります。Wikiペディアでは、最大の前兆が150センチ、体重40キロの記録があるとありますが、これは、どこの記録化不明です。
「鰤(ブリ)」に関する豆知識
ここからは「鰤(ブリ)」に関する豆知識を紹介します。鰤の日(ブリの日)を、より理解できるようになります。
年取り魚とは?
年取り魚とは、大晦日に食べる魚のことです。
昔は、正月を迎えるのに欠かせない魚
鰤(ブリ)は、大晦日に食べる魚なので、昔は、正月を迎えるのに欠かせない魚でした。
鰤(ブリ)は、出世魚なので縁起物
鰤(ブリ)は、出世魚です。その為、縁起物として、正月に欠かせない魚です。
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出世魚とは?
出世魚とは、何なのでしょうか?
江戸時代の頃までは、武士は、男の子が成人になると、元服といったお祝いをして名前が変わります。また、出世するたびに名前が変わりました。
この風習に基づいて、魚のサイズや容姿、生息域、生態の変化で、名前がコロコロ変わる魚を「出世魚」と呼んで、縁起物として、お祝いの時や門出を祝う料理として出されました。
どんな魚が「出世魚」なのか?
出世魚と呼ばれるのは、
- ブリ
- スズキ
- ボラ
などがあり、成長と共に名前が変わる通り、名前が変わると食べると、まったく違う魚のような味わいです。
出世魚としての「ブリ」の名前の変化とは?
出世魚として有名なのは、ブリ(鰤)です。鰤は、地域によって呼び名も違い、色々と変わります。
関東地方
ワカナゴ⇒ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ
関西地方
モジャコ(ワカナ)⇒ツバス⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリ
東北地方
ツベ(アオッコ)⇒イナダ(ショッコ)⇒アオ(サワラ)⇒ブリ
下北地方
フクラギ⇒イナダ⇒サワラ⇒ブリ
北陸地方
ツバエリ⇒コズクラ⇒フクラギ⇒アオブリ⇒ハナジロ⇒ブリ
富山県
ツバイソ⇒コズクラ⇒フクラギ⇒ガンド(ガンドウ)⇒ニマイヅル⇒ブリ
丹後地方
マンリキ(イナダ)⇒マルゴ⇒ハマチ⇒ブリ
紀州近海
ワカナ⇒ツバス⇒イナダ⇒ハマチ⇒ブリ⇒オオウオ
山陰地方
ショウジゴ⇒ワカナ⇒メジロ⇒ハマチ⇒ブリ
四国地方
ツバス⇒ツカナ(ツバス)⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリ
九州地方
ワカナゴ⇒ヤズ⇒ハマチ(コブリ)⇒メジロ⇒ブリ⇒オオウオ
上記の通り、多くの場合、最後の名前が「ブリ」になるので、出世魚として、ブリを好んで食べられる縁起物になっています。
魚のサイズによる出世魚の名前の違い
ここでは、具体的に、ブリの魚のサイズが、何センチなら、何という名前になるのか?といった点を紹介します。
関東・関西
関東と関西では、80センチ以上になると「ブリ」と呼ばれます。
関東の場合
関東の場合は、
- モジャコ:稚魚
- ワカシ:35cm以下
- イナダ:35~60cm
- ワラサ:60~80cm
- ブリ:80cm以上
といった感じで、サイズの違いで出世して、呼び名が変わります。
関西の場合
関西の場合は、
- モジャコ:稚魚
- ワカナ:兵庫県瀬戸内海側
- ツバス、ヤズ:40cm以下
- ハマチ:40~60cm
- メジロ:60~80cm
- ブリ:80cm以上
といった感じのサイズで名前が変わります。
鰤(ブリ)の語源とは?
鰤(ブリ)の語源には、諸説あり
- 脂の多い魚で「アブラ」のブラが転じて「ブリ」
- 昔は、火にあぶって食べていた「あぶり」を略して「ブリ」
- 身が赤く「ブリブリ」していることから「ブリ」
と言ったようなことが、語源になっているのではないかと言われています。
特に美味しい「寒ブリ(カンブリ)」とは?
晩秋に南下してくる親ブリのことを「寒ブリ(カンブリ)」と言います。「寒ブリ」は、特に脂がのっていて美味しいと有名です。
鰤(ブリ)の栄養成分
鰤(ブリ)の脂質は良質な脂で、体に良いと言われているEPAやDHAが含まれており、脳細胞を活性化したり、血中コレステロールの低下などの働きが期待できます。
まとめ
「ブリの日」は、12月20日と、鰤が旬になる時期の12月、鰤が12月を意味する「師走」の「師」を含むので12月といった2つの12月の意味があります。さらに、20日は、強引な語呂合わせで「ブリ」と呼ぶことも合わさって、12月20日が「ブリの日」になっています。
鰤(ブリ)は、出世魚です。大晦日は、家族でそろって、鰤を食べることで、翌年は出世できるように願掛けをして、良い年を迎えましょう。