10月8日、毎月月末は、そばの日という記念日です。
そばの日は、もっと多くの人に、美味しいソバを食べてもらうのが目的で制定された記念日です。
さらに詳しく、「そばの日」について興味がある場合は、このまま読み続けてもらうことで知識を深めることができます。
「そばの日」に関する基本情報
ここからは、「そばの日」を、誰が制定したのか?なぜ、10月8日、毎月月末なのか?といった基本的な情報を紹介します。
毎月月末の「そばの日」とは?
毎月月末の「そばの日」は、江戸時代に商人が縁起物として毎月月末に蕎麦を食べていたことに由来して制定された記念日です。
毎月月末の「そばの日」は、誰が制定したのか?
毎月月末のそばの日は、1983年に日本麺類業団体連合会が制定した記念日です。
10月8日の「そばの日」とは?
10月8日の「そばの日」は、美味しい蕎麦を、もっと多くの人に味わってもらうのが目的で制定された記念日です。
10月8日の「そばの日」は、誰が制定したのか?
東京都麺類生活衛生同業組合が制定した記念日です。東京都麺類生活衛生同業組合には約2500店が加盟している組合です。
10月8日の「そばの日」の、記念日の日付の理由は?
10月は、新そばの時期であり、「10 = 十」は「そ」、「8 = 八」は「ば」と読めることで、「そばの日」が、10月8日として制定されています。
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「そば」に関連する似た記念日とは?
ここからは、蕎麦に関連する日本記念日協会に登録されている記念日を紹介します。
箱そばの日(8月5日)
箱そばの日は、「箱そば」の愛称で親しまれてる「箱根そば」が、創業50周年を記念し制定された記念日です。「箱そばの日」は、日頃の感謝をお客様に表すのが目的でも制定されています。
記念日として制定したのは、株式会社小田急レストランシステムです。株式会社小田急レストランシステムは、小田急線沿線を中心に「箱根そば」の店舗を運営しています。
箱そばの日の記念日の日付は、1965年8月に箱そばの1号店が東京新宿に開業したことと、「8と5」で「8 = は 5 = こ」の「箱(はこ)」の語呂合わせで決まっています。
白馬そばの日(2月8~10日)
白馬そばの日は、蕎麦の収穫が行われる長野県白馬村の白馬商工会が、地域の魅力ある資源を国内外にPRする機会にすることが目的で制定された記念日です。
2月8日、9日10日を記念日にしているのは、秋に収穫された蕎麦が、2月頃に性ずくし、香りと甘みのバランスがととのい美味しい「寒そば」になるためです。
また、白馬の「8 = は 9 = く 8 = ば」の語呂合わせ、白馬のご当地食の「白馬ガレット」の「ト」が「10」ということで、日付が決められています。
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マルちゃん焼そばの日(8月8日)
マルちゃん焼そばの日は、マルちゃんブランドを展開する総合食品メーカーの東洋水産が、「昔ながらのソース焼そば」や「焼そば3人前」などのマルちゃんの焼そばシリーズをより多くの人に食べてもらうのが目的で制定された記念日です。
8月8日を記念日にしたのは、「夏は、焼きそばを食べる機会が増える」こと、「8が○(丸)を重ねた形に似ている」ことからマルちゃんのイメージ」、「焼きそばの「ヤ」の字が「8」に通じる」ということで日付が決められています。
奈川・投汁(とうじ)そばの日(10月2日)
奈川・投汁(とうじ)そばの日は、長野県松本市奈川の株式会社奈川温泉「富喜の湯」が、「富喜の湯」の名物料理で、奈川の伝統的な食文化の投汁(とうじ)蕎麦の保存、情報発信を目的に制定した記念日です。
投汁そば、とは?蕎麦つゆを沸かす鍋に、蕎麦をいれたとうじ籠を浸し、それを引き上げて薬味をつけて食べる蕎麦です。記念日の日付は、投汁(とうじ)の「10 = とう 2 = じ」の語呂合わせで決められています。また、10月は、奈川の真蕎麦の最盛期でもあるので、この日になっています。
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「そばの日」に関する豆知識と雑学
ここからは、「そばの日」に関連して「蕎麦(そば)」に関する雑学や豆知識を紹介します。
蕎麦の歴史・起源とは?
蕎麦は、日本の食べ物であるイメージが強いと思いますが、実際は、どうなのでしょうか?ここでは蕎麦の歴史や起源について紹介します。
蕎麦の起源・発祥とは?
蕎麦は、日本の食べ物と思われがちですが、その起源、発祥というのは大陸です。ある説によると、蕎麦の起源地は、東アジア北部のバイカル湖から中国東北部、アムール川上流沿岸、ダウリアなどと言われています。しかし、この中央アジア原産説は、サンスクリット語や梵字(ぼんじ)に、蕎麦を表現する言葉がないので信憑性が低いと言われています。
また、他の説でsh、カシミール、ネパールを中心とした、ヒマラヤ地方、中国南部のうんアンン地域からタイにかけてといった説もあります。
日本に蕎麦が伝来したのはいつか?
日本に蕎麦が伝来したのは、諸説あり、「中国大陸から九州経由」「シベリアから北日本」「朝鮮半島から対馬経由」といったルートが考えられています。
いつから、日本では蕎麦が栽培されていたのか?
日本で蕎麦が栽培されていたのは、かなり古く9000年前の縄文時代の初期だとも言われています。実際に、高知県では、縄文時代の地層から蕎麦の花粉が出土しています。
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蕎麦に含まれる栄養成分とは?
蕎麦は、健康にいいと言われています。ここでは、具体的に、蕎麦にどのような栄養成分が含まれているか紹介します。ちなみに、ここでは、蕎麦100g当たりに含まれる量を紹介します。
基本的な栄養成分
- エネルギー:114kcal
- タンパク質:4.8g
- 脂質:0.7g
- 炭水化物:22.1g
ビタミン
- ビタミンE:0.1g
- ビタミンB1:0.08g
- ビタミンB2:0.02g
- ナイアシン:0.6g
- ビタミンB6:0.05g
- 葉酸:5ug
- パントテン酸:0.22g
ミネラル
- ナトリウム:50g
- カリウム:13g
- カルシウム:12g
- マグネシウム:33g
- リン:72g
- 鉄:0.9g
- 亜鉛:0.2g
- 銅:0.1g
- マンガン:0.33g
その他
- 食物繊維:1.5g
このように、蕎麦には、色々な栄養成分が含まれているので、健康や美容などにも効果が期待できると言われています。
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蕎麦の健康・美容効果とは?
蕎麦には、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいるので、健康を維持するのに適した食材だと言われています。
蕎麦は、非常にバランスが良い
蕎麦は、荒地や寒冷地でも栽培が可能で、90日ほどで収穫できるうえに、栄養バランスが非常にいいことで、昔は、修行僧などは、そば粉を携帯食にしていたとも言われています。
血管にも良い「ルチン」を含んでいる
蕎麦の健康成分としてはルチンが有名です。ルチンは、「毛細血管を強くする」ことで、脳出血や動脈硬化、高血圧の予防などが期待されています。
蕎麦の美容効果!?
蕎麦に含まれるルチンは、シミやソバカス、シワなどを予防し、肌をイキイキとするコラーゲンの生成に関連するビタミンCの働きを助ける働きがあります。この為、美肌を目指したい人は、蕎麦を食べた後に、ミカンやイチゴを摂取してみると良いかもしれませんね。
ビタミンB群が豊富
蕎麦には、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6などのビタミンB群は、脂肪や脂質の代謝を良くするのでダイエット効果も期待できます。
ビタミンB2で美肌効果
ビタミンB2は、皮膚や粘膜を正常に保つ美肌効果が期待できます。実際に、蕎麦には、ビタミンB2が、ご飯の4倍、含まれています。
食物繊維が豊富
蕎麦は、「ヘミセルロース」といった食物繊維が多く含まれています。その量は、お米の約8倍になります。食物繊維がシッカリと含まれているので、お通じが気になる人にも適しています。
まとめ
蕎麦には、健康、美容に良い栄養成分が豊富に含まれています。そばの日には、蕎麦を見直すことで、普段の食生活に蕎麦を取り入れることで、健康や美容にもいいので、積極的に摂ってみるのは良いのではないかと思いました。