6月1日は、氷の日という記念日です。

氷の日は、江戸時代に、加賀藩が德川家に氷を献上して「氷室の日」という祝いを行うならわしにちなんで制定された記念日です。

さらに詳しく、氷の日について知りたい場合は、このまま読み続けることで知識を深めることができます。
 

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「氷の日」に関する基本情報

ここでは、「氷の日」を誰が制定したのか?なぜ、6月1日が記念日になったのか?といった基本的な情報を紹介します。

誰が制定した記念日なのか?

日本冷凍倉庫協会が制定した記念日です。「日本冷凍倉庫協会」が氷の日を制定したというのは、一般社団法人 日本記念日協会や書籍などで調べたものです。

ネットで調べたところでは、氷の日は、「日本冷蔵倉庫協会」が制定したという記載をしているサイトもありました。

日本冷凍倉庫協会とは?

日本冷凍倉庫協会は、ネットで検索しましたが、出てこなかったので、どのような協会なのかは不明です。日本冷凍倉庫協会に似た協会としては、「一般社団法人 日本冷蔵倉庫協会」という協会が存在していました。

なぜ、6月1日が記念日になったのか?

江戸時代に、旧暦の6月1日、将軍家に加賀藩(現在の石川県のあたり)が、氷を献上したことで、「氷室の日」として祝ったことにちなんで日付が決められています。

庶民では、どんなコトが行われた日なのか?

氷の日である6月1日には、庶民の間でも「氷の朔日」といい、正月のお餅を氷餅にして保存しておき、6月1日に食べる習慣があったとも言われています。

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「氷の日」に関する豆知識・雑学

ここからは、「氷の日」にちなんで「氷」に関連する豆知識、雑学について紹介します。

氷の朔日(こおりのついたち)とは?

氷の朔日(こおりのついたち)とは、旧暦6月1日で、古来、氷を貯蔵する「氷室(ひむろ)」を開いた日のことです。

平安時代の「朝野群載 (ちょうやぐんさい)」には、「太政官厨家から神へ奉献したり」、「関白藤原忠実や左右内大臣以下の太政官職員」に氷をすすめたという文書が納められています。

大阪、岐阜、福井などの各県では、正月についた餅、あられ、炒り豆などを食べることで、この日を祝う行事が残っているようです。

氷は腐るのか?賞味期限とは?

夏になると氷は、各家庭でも必須だと思います。氷は、元々、水なので、賞味期限は、いつまでなのか?そもそも、氷は腐ることがあるのか?といった点を紹介します。

氷の賞味期限とは?

氷の賞味期限は、特にありません。ただし、長く保存すると「昇華して氷が小さくなる」「ホコリや汚れが付きやすくなる」「他の食品の臭いがつく」ということで、長く保存するのはオススメできません。

氷は腐るのか?

氷には、賞味期限がなく、基本的に腐ることはありません。しかし、氷になる前の水が腐ることがあります。

特に、自動で氷を作る給水タンク式の冷凍庫の場合、氷を消費しないでいると給水タンクに水が残っているので注意が必要です。

水は腐りやすいので、賞味期限としては、水道水の場合1週間程度浄水器の水は1日ミネラルウォーターは開封後2日となっています。

業務用の製氷機は、1週間に1度の清掃が基本

製氷機や給水タンクの掃除は、最低でも1週間に1度は行う必要があるようです。これは、製氷機に微生物などの菌がつく可能性があるからです。

この為、家庭用の冷凍庫、冷蔵庫でも、氷に何かしら異変を感じたら掃除してキレイにしてみましょう。

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氷を溶けにくくする方法とは?

急速冷凍して作った氷は、氷に空気が詰まっているので溶けやすくなっています。レストランやファミレス、喫茶店などで出てくるドリンクの氷は、業務用でマイナス4度~マイナス10度と、比較的高めの温度でゆっくりと時間をかけて凍らせるので、空気を追い出し詰まった固い氷になっているので溶けにくくなっています

家庭で溶けにくい氷を作る方法とは?

通常の家庭用の冷蔵庫の温度はマイナス25度前後です。この為、水がスグに凍るので空気が入り溶けやすくなります。

この為、氷をゆっくりと作るために、「製氷皿を発砲スチロールを敷く」「製氷皿の下に割り箸を敷く」「製氷皿をポリ袋に入れ、タオルで包む」などで、急速に製氷皿を冷やさないのが、氷を溶けにくくする方法です。

道路の氷を早く溶かす方法とは?

道路などの氷を早く溶かす方法を紹介します。道路にできた氷は、晴れていないと、なかなか溶けないことがあります。そのような場合には、塩をかけることで、氷を早くとかすことができます

水は、0度で凍ります。しかし、塩を混ぜた食塩水はマイナス22度で氷になります。その為、道路の氷に塩をかけることで、食塩水を作り溶かすと、早く氷を溶かすことができます。

氷が指にくっつく理由とは?

氷は、なぜ、指にくっつくのでしょうか?これは、氷に限らず0度以下に冷やした金属にさわっても指がくっつきます。

これは、金属の表面にある霜(しも)手の湿り気(しめりけ)が、一瞬のうちに氷となることで接着剤の働きをして引っ付いています

氷が指に引っ付いたら、どうすると良いのか?

指が氷に引っ付いたら、あわてて無理にはがすと皮膚が剥がれるてケガをするので注意が必要です。もしも、氷に指がついたら水をかけると簡単に剥がれるので焦らずに水をかけましょう。

 

まとめ

氷の日は、江戸時代に德川家に加賀藩が氷を献上していた「氷室の日」といった祝いの日に由来しています。現代では、冷蔵庫で簡単に作れる氷ですが、昔は、冬場に作った氷を貯蔵しておくので貴重であったと思います。

江戸時代でも、北の地域などでは、夏場でも氷を食べることができたようですが、さすがに、江戸では貴重だったのではないかと思いました。