11月24日は、和食の日です。和食の日の由来や制定された意味、制定日などの基本的な情報からイベント情報などをまとめて紹介しています。
和食の日の基本情報を紹介!
和食の日ができた由来や意味とは?
和食の日は、「和食」の大切さを再認識してもらうために制定した記念日です。また、日本の伝統的な和食文化の保護や継承の大切さについて考えることを目的として制定されています。
なぜ、11月24日なのか?
11月24日が、和食の日になったのは、
- 11 = いい
- 24 = 日本食
という語呂合わせで決められました。
11月は「和食月間」でもある
11月は秋です。秋は、日本では実りの秋の収穫に感謝する月として、五穀豊穣を祈るお祭りなどの行事が、全国各地で行われる季節です。
そんな11月は、日本人が、「和食文化」について認識を深めて、次世代に和食文化の保護と継承していく大切さを再認識してもらう月として「和食月間」になっています。
誰が、いつ作った記念日か?制定日は?
和食の日は、一般社団法人の和食文化国民会議(和食会議)が制定しました。制定日は不明でしたが、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを記念してつくられた記念日です。
和食会議とは、日本の職を支えている食品メーカー、フードサービス、観光業などの企業をはじめ、食育団体、地域の郷土料理保存会、地方自治体、学校、大学、NPO、個人などが会員になっている団体で、「和食文化」を次世代に継承していくために、政府とも連携して活動している団体です。
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和食の日の活動やイベント情報を紹介
11月24日の和食の日には、全国各地で様々なイベントや活動を行っています。
新潟での出前授業
新潟では、中央卸売市場の協力によって、市内の小学校で魚食文化を伝える出前授業が開催されました。
親子の料理教室
東京ガス株式会社は、和食の日に、親子料理教室として、「子どもと一緒に簡単おせち」を開催しました。
日本百貨店協会の取り組み
日本百貨店協会では、11月24日に、全国の百貨店で「和食」の日をPR展開しています。
食品関連の会社の取り組み
食品関連の会社であるフジッコ株式会社、ヤマキ株式会社、株式会社Mizkan 、味の素株式会社などの企業でも、それぞれが和食の魅力をアピールするイベントを行っています。
全国の約2000校の小学校で和食給食を提供
2015年には、「和食の日」に賛同した小学校の約2000校が、和食の献立にしています。実際の献立では、和食の特徴である”ダシ”を感じるために、汁物を出して、子供達に和食の美味しさを実感してもらい、和食について考えるきっかけを作るのが目的です。
また、和食の日には、和食会議役員が小学校に出向いて、給食の時間に和食について語るイベントも予定されています。
和食の日の普及活動も行われる
和食会議では、さらなる和食の日の認知度アップと、和食への理解を深めてもらうために、2015年には、児童向けチラシを、全国の量販店の店頭で、約30,000枚を配布したこともあります。
量販店でのポスターなどのPRツールを無料提供
全国の量販店では、和食に関する食材などの売り場作りを提案したい場合に、和食の日のポスターなどのPRツールを無料提供して、和食会議会員の活動をバックアップしています。
東京スカイツリーのライティング
東京スカイツリーでは、2015年には、秋から冬を感じさせる「お鍋」と「炊き込みご飯」の和食をテーマに「色どり」「盛り付け」「美味しそうな雰囲気」をライティングで表現します。毎正時と毎30分には、卵かけご飯をイメージした演出を行っています。
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和食の日のプレゼント情報
和食の日は、食品関連の企業が、独自なイベントとして「和食を応援するキャンペーン」として、商品プレゼントを行っていることがあります。
「味の素」のプレゼント
味の素は、11月24日の和食の日の和食応援キャンペーンとして、「味の素kk調味料詰め合わせ」をプレゼントするキャンペーンを行っています。当選者の人数は50人や100人と年によって変わります。応募は、ネットからで12月24日までです。
賞品の内容は、年によっても違いはあると思いますが、
- 「ほんだし®」120g箱
- 「ほんだし® こんぶだし」8gスティック7本入袋
- 「味の素®」アジパンダ瓶70g
- 「Cook Do® きょうの大皿」<味しみ肉豆腐用>
- 「鍋キューブ®」とんこつ味噌
といったようなセットが2016年のプレゼント内容でした。詳細はこちらで2016年の時の情報が参考になります。
「永谷園」のプレゼント
永谷園では、和食の日を記念して、「和食セット」プレゼントキャンペーンを行っていた年があります。クイズに答え、正解者の中から抽選で「永谷園 和食セット」がもらえます。
具体的にもらえる商品は、
- 生みそタイプみそ汁 あさげ:1袋
- おとなのふりかけ 本かつお:1袋
- すし太郎 黒酢入り:1袋
- ササッと浅漬け:1袋
といったモノがセットになっています。
応募は、ネット限定になっていました。永谷園のプレゼント紹介ページはこちらを参考いにしました。
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和食は「ユネスコ無形文化遺産」に登録!
近年、和食は世界的にも人気になり、日本の土地の歴史や生活風習などと密接に関係している場合に与えられる「ユネスコ無形文化遺産」に、2013年(平成25年)に登録されました。
ユネスコ無形文化遺産に登録された和食とは、私たちが普段食べている家庭料理ではなく、「和食 = 日本人の伝統的な食文化」という文化としての和食です。
文化としての和食の特徴としては、
- (1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
- (2)健康的な食生活を支える栄養バランス
- (3)自然の美しさや季節の移ろいの表現
- (4)正月などの年中行事との密接な関わり
といった点がポイントになっています。
上記の4つの点については、農林水産省のページの説明が参考になりますので、下記に引用しておきます。
[su_quote cite=”出典:農林水産省Webサイト” url=”http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/pdf/leaflet_jjpg.pdf”]
(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。
(2)健康的な食生活を支える栄養バランス
一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿や肥満防止に役立っています。
(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現
食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、季節感を楽しみます。
(4)正月などの年中行事との密接な関わり
日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。[/su_quote]
和食は、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を日本人の伝統的な食文化という言葉で表したようです。
その為、ユネスコ無形文化遺産というのは、日本の昔からの食事である、一汁三菜を基本とし、地域のそれぞれの食材の旨みを活かした料理のことを指しているようです。
まとめ
「和食の日」について調べてみましたが、ご理解いただけたでしょうか?一般財団法人の和食会議が制定した記念日ですが、政府がバックアップしているだけあり、学校や企業など、様々なところで11月24日には、イベントやプレゼントなどのキャンペーンが行われいます。
せっかくなので、イベントに参加して日本食について考え直す機会にすると良いと思います。また、食品メーカーなどではプレゼント企画も行っているので、応募してみるのも良いと思います。