十日夜(亥の子祭り)とは、何でしょうか?
ここでは、十日夜(亥の子祭り)とは、
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- 読み方は?
- どのような意味があるか?
- どのような行事なのか?
- いつか?
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と言った点について紹介しています。
まずは、読み方を紹介!
十日夜と亥の子祭りの読み方は、
- 十日夜 : とおかんや
- 亥の子祭り : いのこまつり
と言った通りです。
十日夜と亥の子祭りの違いとは?
十日夜と亥の子祭りは、基本的に同じような行事ですが、地域によって言い方が変わります。
- 東日本の場合
- 西日本の場合
⇒ 十日夜(とおかんや)
⇒ 亥の子祭り(いのこまつり)
なぜ「十日夜」というのか?
十日夜は、月齢が名前の由来です。新月から10日目に当たる日ということから「十日夜」と言うようです。また、「旧暦の10月10日の夜」のことを指します。
なぜ「亥の子祭り」というのか?
亥の子祭りは、旧暦10月(亥の月)の最初の亥の日に行われる行事ということで「亥の子祭り」と言うようです。基本的に、亥の子祭りは、10月上旬になります。
十日夜の意味とは?
十日夜(亥の子祭り)は、旧暦の十月十日に行われる行事で、田の神様が山に帰る日と考えられています。
田の神様が山に変える日には、収穫をもたらしてくれた田の神様に感謝をするのが十日夜(亥の子祭り)です。
ある意味、「収穫祭」の意味あいがある行事です。
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「亥の子祭り」の由来とは?
「亥の子祭り」は、元々は、古代中国の行事に由来しており、平安時代に日本に伝わって広まったようです。昔は、宮中行事として行われていた、西日本を中心に受け継がれている行事です。
どんな行事か?
十日夜や亥の子祭りの行事では、どのようなことをするのでしょうか?地域によって、行われる内容に違いがありますが、ひとつの例として、ここでは、どのような行事なのか「十日夜」と「亥の子祭り」の内容を紹介します。
十日夜の行事の内容とは?
長野県や群馬県、埼玉県では、十日夜といいます。
田には、カカシがつきものですが、このカカシは、神様のよりどころでもあります。
十日夜では、この神様のよりどころのカカシに
- 餅(もち)
- 大根
などをお供えします。
長野県では、子供が藁(ワラ)を巻いて作った「わら鉄砲」という棒で、地面を叩きながら「とおかんや、とおかんや」とはやしを唱えながら家々を回る行事があります。
亥の子祭りの行事の内容とは?
西日本では、十日夜と同じような行事として「亥の子祭り」が行われています。
亥の子祭りでは、
- 亥の子づち : 藁(ワラ)をまいて作った棒
- 石亥の子 : 石に縄をくくりつけたもの
などで、子供が地面を叩きながら家々をまわる行事が行われます。
地域によって違いがある祭り
十日夜(亥の子祭り)は、基本的に、田の神様が山に変える時に、田の神様に感謝するお祭りですが、基本的に、意味は同じでも、行事の内容は地域によって少しずつ違いがあります。
亥の子祭りは、地域によっては、「万病除去」「子孫繁栄」などを祈る意味合いもあるようです。
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どのように祝うと良いのか?
十日夜(亥の子祭り)は、収穫祭の意味合いも強いので、新しくとれた野菜や果物などをお供えするのも良いと言われています。特に葡萄(ぶどう)は「蔓(つる)」があので、神様とのつながりを強めるということで好まれます。
お供え物は、下げたら食べる
お供え物は、下げたら食べましょう。お供えしたものを食べることで、神様との縁を強くすると考えられています。
お供え物を食べる意味
神社で、御祈祷をお願いすると、お供え物をしてから御祈祷を行います。このお供え物を下げたモノをいただいて持ち帰って食べます。
このお供え物を食べるといのは、神様が召し上がったものを、私たち人間も食べることを「直会(なおらい)」と言い大切な神事です。
神様が召し上がったものには、神様の力が宿るとされています。それを食事として体内に取り入れる事で、神様の力が頂けると考えられています。
十日夜(亥の子祭り)は、いつか?
十日夜は、旧暦の十月十日に行われている行事です。基本的に旧暦なので、新暦の現在では、1ヵ月程度のズレて11月に行われます。
亥の子祭りは、旧暦の亥の月(10月)の亥の日や11月に行われる行事です。
十日夜は、地域によって、旧暦とは別に、11月10日、11月11日に行うところが多いようです。
2017年
・「十日夜」の日程
⇒11月27日
・「亥の子祭り」の日程
⇒11月8日
2018年
・「十日夜」の日程
⇒11月17日
2019年
・「十日夜」の日程
⇒11月6日
2020年
・「十日夜」の日程
⇒11月24日
2021年
・「十日夜」の日程
⇒11月14日
2022年
・「十日夜」の日程
⇒11月3日
2023年
・「十日夜」の日程
⇒11月22日
2024年
・「十日夜」の日程
⇒11月10日
2025年
・「十日夜」の日程
⇒11月29日
2026年
・「十日夜」の日程
⇒11月18日
まとめ
「十日夜」と「亥の子祭り」についてご理解いただけましたか。
基本的に、旧暦が使われていた時代に出来た行事なので、新暦での行事では、日にちがズレていることが多いのですが、次の十日夜(亥の子祭り)には、意識して参加してみると良いかと思います。