秋晴れとは、秋の雲ひとつない晴天の空のことを言います。
ここでは、秋晴れに関する意味やいつの時期からか?といったことをまとめて紹介しています。
秋晴れとは?その意味とは?
秋晴れと書いて「あきばれ」と読みます。
秋晴れの意味とは、雲ひとつない秋の晴れ渡った日のことを言います。
特に、秋晴れの日は、蒸し暑い夏とは違い、空気が乾いて、カラッとすんでいる「気持ちのいい日」のことを言います。
具体的には、「台風が通過した翌日」や「移動性高気圧に覆われた」と言った様な気象状況のときに表れる秋の天気です。
秋晴れが清々しいのはなぜか?
秋晴れと言えば、カラっと晴れて、清々しい(すがすがしい)イメージがあると思います。この清々しい理由は、秋の移動性高気圧が原因です。
秋の移動性高気圧は、日本上空に乾燥した空気を運んでくるので、清々しい空気になります。特に、夏は高温多湿でるので、比較すると、より、秋晴れの清々しさが実感しやすいと思います。
また、夏の強い日差しと違い、秋晴れは、日差しの強さが弱まるのも清々しく感じる原因だと思います。
秋晴れの時期はいつから、いつまで?
空気が乾燥して、晴れている日って、12月でも言いますが、秋晴れとは言いません。
そこで、秋晴れとは、いつからいつまでか?時期はあるのか?調べてみました。
しかし、具体的に「秋晴れ」の時期は、定義されていませんでした。
では、秋は、いつからいつまでか?
「秋晴れ」の時期が正式に決まっていません。そこで、秋晴れは、秋の間、使われる言葉だと想像がつきます。
そこで、「秋」は、いつからいつまでか?が気になったので調べてみました。
気象庁による秋の区分
9月から11月まで
テレビやラジオのクールでの区分
10月から12月まで
二十四節気(暦の上)での区分
立秋(りっしゅう)の8月8日頃から立冬(りっとう()1月8日頃ごろまで
天文学的な区分
秋分(9/23頃)から12/21まで
私の個人的な感覚では、気象庁による秋の区分と同じく9月から11月までを秋と言うと思います。ただし、最近は9月でも、まだまだ蒸し暑い日が続くので、9月下旬から11月までを秋晴れという様に、時代と共に変わってきているようにも感じます。
[ads1]
秋晴れの注意点とは?
秋晴れの日は、日中は暖かく晴れあがり、空気も乾燥しているので、すがすがしく過ごしやすい日になります。
しかし、秋晴れの日には、注意する点もあります。
具体的には、秋晴れの日は、昼間、晴れているので放射冷却によって、夜から朝にかけて冷え込むので、寝冷えなど体調を崩す可能性があります。
また、農家などの野菜を栽培している場合には、晩霜や初霜の被害も注意する必要があります。
「秋晴れ」の類義語とは?英語では、何というか?
ここでは、「秋晴れ」の類義語と英語では、何と言うかを紹介します。
類義語は?
秋荒れの類義語は、「秋日和(あきびより)」といいます。
英語では何というのか?
秋晴れを英語で言うと、「fine autumn weather」や「bright autumnal weather」などのように表現するようです。他にも色々な言い方はあるようですが、とりあえず、「fine autumn weather」で、ニュアンスは伝わるのではないかと思います。(※私は、英語の翻訳の専門家でないので、ここまでが限界です。すみません。)
「秋晴れの日」という日をご存知ですか?
11月3日は、「晴れの特異日」と言われています。
特異日とは?
特異日とは、統計上、「晴れることが多い日」「雨が降ることが多い日」といった日のことを言います。
その他の「晴れの特異日」は?
11月3日以外にも「晴れの特異日」は存在します。
具体的な晴れの特異日とは?
- 1月16日
- 3月14日
- 6月1日
と言ったような日もあります。
上記の日を参考にすると、キャンプやバーベキュー、スポーツなど、晴れてほしいイベントごとの日程を調整するといいと思います。
雨の特異日もある!?
「晴れの特異日」があるのと同じように「雨の特異日」も存在します。
具体的な「雨の特異日」は、
- 3月30日
- 6月28日
- 7月17日
- 9月12日
といった日は、特に雨が降りやすい日なので、野外でのイベントごとは注意しましょう。
6月28日は、東京に限ってですが53%が雨になる確率であると言われています。53%なら、特異日と言わなくてもいいのでは?と思いますが。。。
また、7月17日は、石原裕次郎の命日です。この日は、雨が多いことから、森田正光によって「裕次郎雨」と、名前が付けられるほど、雨になる確率が高い日だと言われています。
台風の特異日とは?
ちなみに、特に台風が来ることが多い特異日も存在します。
台風の特異日は、
- 9月17日
- 9月26日
といった2日があります。
この2日は、統計上、日本列島に台風が、最も多く上陸した回数だと言われています。
[ads2]
「秋晴れ」の言葉としての使い方
ここでは、具体的に、「秋晴れ」という言葉が、どのように使われるのか紹介します。
具体的な秋晴れの言葉の使用例としては、
- 秋晴れの空が広がっている
- 秋晴れの空の下を駆け抜ける
- 窓の外に、秋べれの空が見える
- 頭上には、秋晴れの空が広がっている
- 昼からは、秋晴れになるようだ
- 見事な秋晴れの空だ
- 雲一つない秋晴れの空
と言った様な使い方をするのが普通ではないかと思います。
秋晴れのあいさつ
秋晴れを表す時候の挨拶というものがあります。9月の下旬にもなり、涼しくなり過ごしやすくなったら「秋晴れ」を意識した時候の挨拶を知っておく必要があります。
具体的な秋晴れのあいさつとしては、
- 秋冷の候
- 清秋の候
- 仲秋の候
- 秋涼の候
- 錦秋の候
- 爽涼の候
- 秋麗の候
- 中秋の候
- 錦繍の候
- 紅葉の候
- 菊花の候
- 寒露の候
- 秋雨の候
- 夜長の候
- 初霜の候
- 秋晴の候
- 清秋の候
- 晴れの候
- 秋晴の候
など、かなり数多くあるのが理解できると思います。
ここでは、「秋晴れ」と関係する挨拶として、「秋晴の候」をピックアップして紹介します。
「秋晴の候」とは?
秋晴の候の読み方は、「あきばれのこう」、「しゅうせいのこう」などと読みます。
秋晴れは、ここですでに説明している秋の晴れた日のことを言います。「候(こう)」は気候、天候などの季節を表す言葉です。
この為、「秋晴の候」は、「秋晴れの気持ちのいい季節ですね」と言った意味になるので、秋晴れが続いているような時に使うといいです。
「秋晴の候」を使わない方がいいタミング
もしも、秋でも、雨の日が続いている時は、「秋晴の候」は使わない方がいいかもしれません。
「秋晴の候」を使える時期
秋晴の候を使う時期は、厳密には決まっていませんが、基本的に、主に9月から10月が目処です。
使い始める時期
「白露の9月8日ごろ」か「秋分の9月23日ごろ」から使い始めます。
秋晴れという言葉が入っているように、清々しい、晴れた秋の日を意味する言葉なので、9月8日でも、夏の暑さが続いている場合は使用を控えましょう。
使用をやめる時期
10月最後の節気になる 「霜降の10月23日ごろ」で、使用をやめましょう。
10月のみ使えるという説もある
人によっては、「秋晴の候」の言葉は、10月の初めから終わりまでしか使えないと言う人もいます。心配な人は、10月のみ使用すると安全です。
厳密には決まっていない
「秋晴の候」の使える時期を詳しく紹介しましたが、実際には、「秋晴の候」は、厳密に使える期間が決まっている訳ではありませんので、「秋晴の候」の意味を考えて、使えると思うか?自分の感覚で判断するのも大切だと思います。
「秋晴の候」は、相手のことを思って使う
「秋晴の候」に限ったことではありませんが、基本的に、使える期間を守るのも大切ですが、相手に「秋晴れ」と言った季節をイメージしてもらうため、挨拶で使います。この為、「秋晴の候」の意味を理解していれば、相手の気持ちになって、この言葉を使うのが正しいか自分で判断するのが大切です。
まとめ
「秋晴れ(あきばれ)」という言葉は、普段の生活で、普通に聞く言葉ですが、具体的に、どのような意味であり、どういったときに使うのか?詳しく知らない人も多いのではないかと思います。
私も「秋晴れ」について調べたことは、今までにありませんでした。今回、「秋晴れ」について調べることで、秋晴れとは?とのような意味があり、具体的に、どのように使うと良いのか?また、季節のあいさつとして、「秋晴の候」を使う場合に、使用できる期間があるということも分かりました。
「秋晴れ」について調べているあなたにお役にたてれば幸いです。