5月4日は、植物園の日という記念日です。

植物園の日は、植物園の活動を社会に広く知らせ、多くの市民に、植物園の社会的な重要性を理解、支援してもらうのが目的で制定した記念日です。

さらに詳しく、「植物園の日」について知りたい場合は、このまま読み進めると、さらに知識を深めることができます。
 

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「植物園の日」に関する基本情報

ここでは、「植物園の日」にに関する基本的なことがらとして、誰が制定したのか?なぜ、5月4日なのか?といったことを紹介します。

いつできた記念日なのか?

2007年5月4日が、「みどりの日」となったことにちなんで、「植物園の日」が誕生しました。

誰が制定した記念日なのか?

公益財団法人日本植物園協会が制定した記念日です。

植物園の日には、何が行われているのか?

日本植物園協会では、植物園の日には、「ふるさとの植物を守ろう」をテーマに活動を行っています。

その他に、どんなイベントが行われているのか?

日本植物園協会以外の植物園でも、5月4日の植物園の日には、「入園無料」「植物画の展示」「ミニコンサート」「園内のガイドツアー」などを行っているところもあります。

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「植物園の日」に関する豆知識・雑学

ここからは、「植物園の日」にちなんで「植物園」についての豆知識や雑学を紹介します。

植物園の歴史とは?

ここでは、植物園についての歴史を紹介します。

ヨーロッパの植物園の歴史的な目的とは?

ヨーロッパでは、植物園の歴史として、植物園を作る目的としては、下記のような意味があります。

  • 食糧としての植物の収集・保存
  • 薬草を収集・保存する
  • 教育機関
  • 遺伝的な資源の収集
  • 観賞用の施設
  • 交流の場

食糧としての植物の収集・保存

人間は、地球上に生まれてきてから食料を得ようと植物を集めてきました。古くは中国大陸では、紀元前2500年頃には、有用植物を収集し栽培されていました。また、アレクサンダー大王も紀元前310年には、征服した地にあったニンニクやバナナなどの植物を持ち帰っています。

薬草を収集・保存する

ヨーロッパにおいて、薬用効果がある植物は、ローマ法王が13世紀には、バチカンで薬草の植物園が作られています。

教育機関

ローマ大学では、13世紀には、植物学の授業が行われていました。また、16世紀には、大学の医学部とは別に、植物学が体系つけられています。

遺伝的な資源の収集

ヨーロッパでは、多くの植物を氷河期に無くしています。その為、大航海時代から、アジアなどの多の地域で、植物の収集、保存をする植物園を作っていました。

観賞用の施設

産業革命が起こった後、1851年には、世界で初めての博覧会で、海外に珍しい植物を見せる観賞型の温室が作られました。

交流の場

アメリカのロングウッドガーデンでは、美しい庭園で、フラワーショーなど、観賞型の植物園が登場しました。美しい植物園では、パーティーや結婚式が行われ、交流型の植物園もでてきました。

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日本の植物園の歴史とは?

日本の植物園の歴史において、一番最初に出来たのは、江戸時代に、徳川幕府が作成した「小石川御薬園」です。

小石川御薬園とは?

小石川御薬園とは、1652年に、館林藩下屋敷が設けられたところで、白山御殿と呼ばれました。そして、幼い藩主であった松平徳松の居邸として使われました。松平徳松が5代将軍綱吉となってから、1684年には、現在の南麻布にあった幕府の南薬園が廃止され、白山御殿の敷地の一部が新たに薬園としたうえで「小石川御薬園」と呼ばれるようになりました。そして、8代将軍の徳川吉宗の1721年に御薬園が御殿地全体に拡張したことで、面積約4万5千坪となり、ほぼ現在の植物園の形となりました。

明治以降は東京大学附属植物園になる

小石川御薬園は、明治以降は、東京大学附属植物園となりました。東京大学附属植物園になり、一般に開放されずに「専門教育機能」「遺伝資源収集保存機能」をもつ施設となりました。

一般に開放された植物園は?

日本において、一般人に開放された植物園は、西洋化の象徴として大正6年に開園した大典記念京都植物園です。大典記念京都植物園は、現在の京都府立植物園です。

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植物園の機能の変化

欧米では、国家戦略として植物の収集が行われてきました。しかし、日本においては、公園との違いは明確ではなく、観賞、レクレーションなどを目的としており、研究、教育機能を持っていませんでした。

特に、植物園は、来園者を呼ぶために、サボテンやバオバブなど、物珍しい植物を購入するために、3年に一度ぐらい、新しい変わった植物を購入する必要がありました。

しかし、近年になって、公共施設の指定管理者制度が始まったことで、珍しい植物だけではなく、経済性、社会貢献などを植物園も考える必要性が出てきました。

西洋化する日本の植物園

例えば、研究型の高知県立牧野植物園においては、ニューヨーク市立植物園に勤務していた小山氏を園長として、有用植物の「遺伝資源収集保存機能」を高めることで、科技庁や薬品会社の委託研究、カンナ酒等の地域の特産物の開発など、「環境保全」のための研究、「産業創出」「産業振興」にも貢献するようになりました。

また、有用な植物の遺伝資源を収集するために、ソロモンやミャンマーなどにも植物収集に行くようになり、日本の植物園も、ヨーロッパやアメリカの植物園に近い形に変わってきています。

 

まとめ

植物園の日は、植物園の活動を社会的に、広く多くの人に知ってもらうのが目的で制定された記念日です。昔の植物園は、一般人が観賞しに行く、公園に近いような役割が中心でした。しかし、近年、日本の植物園も、欧米の様に、研究、開発面にも取り組むようになってきたので、「植物園の日」の役割が、より必要になってくるのではないかと思います。