毎月19日は、松阪牛の日という記念日です。
松阪牛の日は、「松坂牛の美味しさをアピールするため」と「業界全体を盛り上げるため」といった目的で制定された記念日です。
さらに詳しく、「松阪牛の日」についての理解を深めたい場合には、このまま読み続けると参考になります。
「松阪牛の日」に関する基本情報
ここでは、「松阪牛の日」は、なぜ、毎月19日なのか?誰が制定したのか?と言った基本的なことがらを紹介しています。
誰が制定した記念日なのか?
松阪牛を全国で通信販売している千葉県船橋市の株式会社やまとダイニングが制定した記念日です。
なぜ、毎月19日なのか?
松阪牛(まつさかうし)の個体識別管理システムの運用開始の2002年8月19日にちなんで、毎月の19日に制定しています。
「日本記念日協会」に登録された記念日
松阪牛の日は、一般社団法人の「日本記念日協会」に正式に登録されている記念日です。
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「松阪牛の日」に関する豆知識
ここからは、「松阪牛の日」にちなんで、「松阪牛」に関する豆知識を紹介します。
松阪牛とは?
松阪牛とは、但馬牛など、全国各地の黒毛和牛の子牛を買って、三重県松阪市や、その周辺の地域で飼育した牛のことを言います。
松阪牛の「定義」とは?
松阪牛と呼ばれるためには、「定義」があります。具体的な定義としては、下記の通り、厳密に管理されています。
- 黒毛和種、未経産の雌牛。
- 松阪牛個体識別管理システムに登録されていること。
- 松阪牛生産区域(旧22市町村)での肥育期間が最長・最終であること。
- ※生後12ヶ月齢までに松阪牛生産区域に導入され、導入後の移動は生産区域内に限る。
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松阪牛の特徴とは?
松阪牛の特徴は、
- 香り : 甘く上品な「和牛香」の香り
- 脂肪 : ヘルシーで良質な「不飽和脂肪酸」の脂肪
- 食感 : すぐに溶けてまろやか
和牛香とは?
和牛香とは、和牛肉に熱を加えて時にあらわれる香りです。
松阪牛って、何県?場所は?
松坂牛って何県なのか?
松坂牛は、三重県の特産の和牛です。
松阪牛の「場所」とは?
松阪牛と呼ばれる和牛は、三重県全域の和牛ではありません。松阪市を中心とした2004年(平成16年)11月1日現在の旧2市町村に、旧松阪肉牛生産者の会の会員となっています。
なぜ、松阪牛の場所はややこしいのか?
市区町村の合併により、松阪牛の生産地に含まれない町村も合併したため、正確にするために、ややこしくなっています。
旧22市町村とは?
旧22市区町村とは、「松阪市、伊勢市、津市、久居市、明和町、多気町、飯南町、飯高町、嬉野町、一志町、白山町、香良洲町、大台町、三雲町、大宮町、小俣町、度会町、玉城町、勢和村、宮川村、美杉村、御園村」です。
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松阪牛の正式な読み方とは?
松阪牛の正式な読み方は、「まつさかうし」です。
昔からの生産地での呼び方は?
生産地では、昔から「まつさかうし」と呼ぶのが一般的です。
登録商標は、どうなっているのか?
登録商標としては、
- 松阪肉 : まつさかにく
- 松阪牛 : まつさかうし
で登録されています。
国産のブランド牛は、「ぎゅう」と読むのが一般的
松坂牛(まつさかうし)以外の国産のブランド牛は、基本的に「ぎゅう」というのが一般的です。
- 近江牛 : おうみぎゅう
- 神戸牛 : こうべぎゅう
- 米沢牛 : よねざわぎゅう
- 信州牛 : しんしゅうぎゅう
- 山形牛 : やまがたぎゅう
- 前沢牛 : まえさわぎゅう
松阪牛の発祥とは?
松阪牛には、発祥の地として、「三重県松阪市飯南町深野」に、背の高い石碑が設置されています。石碑の脇にある看板には、下記のような説明があります。
山紫水明・人心豊かな土地柄なれども
耕地に恵まれず、古くから
木地・蚕・和紙 等を
生計の一助としてきましたが
近代の文明開化・西欧食文化の変遷を
先取りした先駆者の指導により
邑を挙げて、和牛肥育と販路の拡大に
誠意を尽くしてきました。
今では、世界のブランド
「松阪牛発祥の地」
として、有名であります。[/su_quote]
つまり、松阪は、耕地としては恵まれておらず、昔から和紙、蚕、木地などで生計を立ててきたが、文明開化、西洋食文化の変遷を先取りした先駆者によって、和牛を肥育したそうです。
まとめ
松阪牛の日は、松阪牛のPRが目的の記念日ですが、日本を代表する和牛の1つである松坂牛について学ぶのにいい機会になると思います。
高級なお肉なので、気軽に、毎月食べるというのは難しいかもしれませんが、毎月19日には、美味しいお肉を食べたいものですね。