5月6日は、コロッケの日という記念日です。
コロッケの日は、明治時代に登場以降に登場し、庶民の味として親しまれたコロッケを、春の行楽シーズンに、家族でコロッケを食べてもらいたいといった願いで制定された記念日です。
さらに詳しく、「コロッケの日」について知識を深めたい場合は、このまま読み進めてください。
「コロッケの日」に関する基本情報
ここからは、「コロッケの日」は、誰が制定したのか?なぜ、5月6日なのか?基本的なことがらを紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
株式会社「味のちぬや」が制定した記念日です。
株式会社味のちぬやとは?
株式会社「味のちぬや」とは、日本一のコロッケメーカーを目指して、香川県三豊市において、各種の冷凍食品の製造販売を行っている会社です。製造した冷凍食品は、全国の量販店、外食産業、コンビニなどに販売しています。
なぜ、コロッケの日は、5月6日なのか?
コロッケの日の記念日が、5月6日なのは、「5と6」で「コロッケ」の語呂合わせで日付が決められています。
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「コロッケの日」に関する豆知識・雑学
ここからは、「コロッケの日」にちなんで、「コロッケ」に関連する豆知識、雑学について紹介します。
コロッケの名前の由来・意味とは?
コロッケの名前は、西洋料理のクロケットをまねして作った洋食です。このコロッケは、海外にも逆輸出されており、海外で日本式のコロッケは、日本語のまま「Korokke」という名前で呼ばれています。
コロッケの起源の歴史とは?
コロッケの起源となるルーツは、一説による、フランス料理の前菜の一つである「クロケット」であると言われています。フランス料理のクロケットは、ホワイトソースがベースで、日本のクリームコロッケのようなモノを日本人の好みに合わせ、ジャガイモをベースとしたコロッケとしてつくりかえたのが、コロッケの元となったとも言われています。
ヨーロッパのコロッケは、色々な種類がある
ヨーロッパ各地には、日本のコロッケといえるような食品がたくさんあります。
- スペイン:クロケタス
- ポルトガル:干しだらのコロッケ
- オランダ:ライスコロッケ
- フランス:クロケット
日本のコロッケを初めて売り出したのは、どこか?
日本で、初めてジャガイモを売り出したのは、
- 大阪の肉屋さんのジャガイモコロッケを売り出した
- 銀座の資生堂パーラーで料理として提供
といった様な説があります。
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コロッケは、いつから発売されていたのか?
コロッケは、いつから発売されているのでしょうか?調べてみると、1895年(明治28年)には、女性誌の「女鑑」において、フランスのクロケットが「フランスコロッケ」とし、これが、ジャガイモを使った日本のコロッケと比べて、「別の料理」であると紹介されていました。明治28年には、日本の洋食のコロッケは存在していたようです。
当初のコロッケは、高級料理!?
コロッケが登場してしばらくは、高価な料理でした。具体的に、1917年(大正6年)には、洋食の料理の価格の比較として、
- 豚カツ:13銭
- ビーフステーキ:15銭
- コロッケ:25銭
といった様に、コロッケがかなりの高価な料理であったことが分かります。
コロッケが安価な惣菜になったのは?いつか?
現在のコロッケは、安価な惣菜の代表格です。このように、コロッケが安価な惣菜になったのは、1917年(大正6年)に、東京にある「長楽軒」のメニューが端を発していると言われています。
長楽軒でコックをしていた阿部清六氏が、1927年(昭和2年)に、関東大震災後に立ち上げた精肉店の「チョウシ屋」で商品化された、肉屋の惣菜としてのコロッケです。
安価な惣菜としてのコロッケは、肉屋で大量に出る、保存し過ぎて色の悪くなった肉の細切れを使い、揚げ油に仕えるラードなどを使うことで安く売り出すことができました。
まとめ
コロッケの日は、春の行楽シーズンに、コロッケを家族で食べてもらいたいという思いで作られた記念日です。コロッケは、今でこそ安価な惣菜の代表格ですが、コロッケが発明された当初は、ビーフステーキよりも高い値段を付けられていたことから、よほど美味しいコロッケであったのではないかと思いました。