5月12日は、アセロラの日という記念日です。

アセロラの日は、アセロラの初期収穫の時期である5月に合わせて制定された記念日です。

さらに詳しく、「アセロラの日」について知識を深めたい場合には、このまま読み進めてください。
 

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「アセロラの日」に関する基本情報

ここでは、アセロラの日の記念日を、誰が制定したのか?など、基本的な情報を紹介します。

誰が制定した記念日なのか?

1999年(平成11年)に、沖縄県本部町が制定した記念日です。アセロラの日の制定には、「アセロラの日制定委員会」を発足させて、記念日制定に取り組んでいました。

沖縄県本部町とは?

沖縄県本部町とは、日本国内で最大のアセロラの生産地で、沖縄本島北部にあります。日本国内では、アセロラのほとんどが温暖な気候の沖縄で作られています。

アセロラの日は、どんなイベントが行われるのか?

アセロラの日には、沖縄県本部町の本部町商工会を中心にイベントなども行われています。また、「アセロラの日PRイベント」ということで、アセロラの日の前の5月4日、5日などは、「カツオのぼりまつり」と合同でお祭りが行われている年もありました。

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「アセロラの日」に関する豆知識・雑学

ここからは、アセロラの日にちなんで、「アセロラ」に関する豆知識、雑学を紹介します。

アセロラとは?

アセロラは、元々、南米から中米(熱帯から亜熱帯)にかけて広く栽培されています。

どこで生産されているのか?

世界最大のアセロラの生産国はブラジルです。日本では、沖縄県の特に「本部町」を中心に多く栽培されています。

アセロラは、温かい地域で栽培されるので、基本的に、沖縄、鹿児島県などが、日本国内での主な生産地となています。

アセロラの歴史・いつから日本で生産されているのか?

日本において、アセロラは、大正時代の初めごろに入ってきたとされています。記録として残っているのは、1958年に、ハワイ大学教授のヘンリー仲宗根が沖縄県に導入したのが初めてとされています。

アセロラの旬の時期は?

アセロラの旬の時期jは、日本においては、5月~8月頃です。

美味しいアセロラの選び方とは?

アセロラは、熟してくると果実が赤色になり、リンゴのような匂いがしますが、特に美味しいアセロラを選ぶポイントは、「鮮やかな赤色のもの」を選ぶといいです。特に、キズが無く、張りがあるものが美味しいと言われています。

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アセロラの名前の由来・意味・語源とは?

スペイン語名の「アセロラ」がもっとも有名です。アセロラは、真っ赤な果実ができますが、これが「さくらんぼ」に似ていることから、スペイン人の開拓者が「cereza(さくらんぼ)」と名づけたことが、アセロラの由来と言われています。

アセロラを英語では?

アセロラを英語では、「acerola」と記述します。スペイン人の開拓者が「cereza(さくらんぼ)」と言ったのがアセロラの由来になったのも分かる気がします。

アセロラの別名とは?

アセロラは、スペイン語の名前が「アセロラ」です。

アセロラの和名とは?

アセロラの別名としては、和名は「バルバドスサクラ」です。また、「バルバドスチェリー」「西インドチェリー」とよばれます。

「アセローラ」と「アセロラ」の違いとは?

アセロラという呼び名で有名ですが、本来の発音で言うと、「アセローラ」が近いと言われています。その為、基本的には同じ意味です。

アセロラを漢字で書くとどうなるのか?

ひまわりは「向日葵」と漢字で書きますが、アセロラの漢字はどうなのか?日本語の漢字については特に見当たりませんでした。あえて漢字でアセロラを探すと中国語で「西印度櫻桃」と書くようです。

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アセロラの実は、日持ちがしない

アセロラの特徴の1つが、余り長持ちしない点です。だいたい2日~3日程度で傷みはじめるので、早く食べる必要があるので、生のアセロラの実は、現地で収穫し、現地で食べられるのが基本です。

生のアセロラを食べるなら冷凍

アセロラの実は、日持ちがしないので、生産地で食べる以外、生の実を食べたい場合は、冷凍して保存するしかありません。

アセロラの製品を製造している企業とは?

アセロラを商業的に商品として販売しているのは、株式会社ニチレイです。株式会社ニチレイが、アセロラの冷凍技術を初めて導入したうえで、子会社のニチレイフーズが「アセロラドリンク」を製造しました。

このニチレイの「アセロラドリンク」の製造販売事業は、2010年からサントリーに譲渡されました。

アセロラのその他の加工食品

アセロラの国内での商品としては、

  • ジャム
  • ゼリー
  • 清涼飲料水
  • 果実酒
  • 黒酢
  • 健康食品
  • 化粧品

などの原料として使われています。

アセロラのユニークな食べ方

アセロラは、ベトナムでも食べられていますが、食べる時に、「唐辛子塩」をつかるそうです。これは、日本人の「スイカに塩」をつけるのと同じで、対比効果によって、甘みが増すからだそうです。

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アセロラの栄養素の特徴とは?

アセロラの栄養素の特徴は、ビタミンCの量の多さです。ビタミンCは、レモンの17倍と言われています。

果汁10%のアセロラドリンクの場合でも、レモン果汁の2倍以上のビタミンCが含まれています。

アセロラの栄養成分・栄養価とは?

アセロラの栄養成分、栄養価、栄養素、カロリーは、どうなのかを紹介します。下記は、アセロラ100gあたりの栄養素、カロリーなどの含有量になります。

アセロラのカロリーは?

アセロラのカロリーは、「36Kcal」です。ちなみに、アセロラ10個の可食部「53g」で「19Kcal」です。

アセロラの三大栄養素

  • タンパク質:0.7g
  • 脂質:0.1g
  • 炭水化物:9g

ビタミン

  • ビタミンA:31μg
  • ビタミンE:0.7mg
  • ビタミンB1:0.03mg
  • ビタミンB2:0.04mg
  • ナイアシン:0.3mg
  • 葉酸:45μg
  • パントテン酸:0.25mg
  • ビタミンC:1700mg

ミネラル

  • カリウム:130mg
  • カルシウム:11mg
  • マグネシウム:10mg
  • リン:18mg
  • 鉄:0.5mg
  • 亜鉛:0.5mg
  • 銅:0.31mg

脂肪酸

  • 脂肪酸 飽和:0.01g
  • 脂肪酸 多価不飽和:0.01g
  • 脂肪酸 総量:0.02g
  • n-6系 多価不飽和:0.01g
  • 18:1 オレイン酸:2mg
  • 18:2 n-6 リノール酸:12mg
  • 18:3 n-3 α-リノレン酸:2mg

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アセロラの健康効果・効能とは?

アセロラに含まれる栄養成分で、特に注目できるのは、
ビタミンC

β-カロテンやカリウム

ビタミンCに期待できる効果・効能とは?

アセロラの一番の健康効果は、「ビタミンC」が多く含まれていると言った点です。果実ならレモンの10倍以上、アセロラドリンクでもレモンの2倍と言われています。

ビタミンCに期待できる効能としては、

  • 抗酸化作用
  • アンチエイジング
  • 肌荒れ予防
  • 風邪の予防
  • ストレス対策
  • 日焼けの防止
  • 免疫力の向上


といった効果が期待できるようです。

銅の健康効果とは?

銅は、果物には、あまり含まれていませんが、果物の中では、アセロラはトップレベルです。果汁10%のアセロラジュースでも、一般的な飲料の中でも銅の含有量はトップクラスです。

健康に期待できる「銅」の効果は、

  • 赤血球、ヘモグロビンを作る栄養素
  • 貧血を予防
  • 血管壁の健康を維持
  • 骨や皮膚の維持
  • コラーゲンの生成に欠かせない栄養素
  • 神経伝達物質を産み出す働きがある

β-カロテンやカリウムの効果

β-カロテンやカリウムは、強い抗酸化作用があるので、その結果、

  • がん予防
  • 高血圧予防

を予防する効果が期待できるようです。

β-カロテンの効果

β-カロテンは、必要に応じてビタミンAに変わるので、ビタミンAとして

  • 夜盲症の予防
  • 粘膜の健康維持

などが期待できます。

カリウムの効果

カリウムは、ナトリウムと相互に連携し、細胞の浸透圧を維持するので、余分なナトリウムを排泄するので、血圧が上がるのを抑える効果が期待できます。

 

まとめ

アセロラの日は、アセロラの実が栽培される初期の日に制定された記念日です。アセロラの日を活用することで、これから収穫時期を迎えるアセロラのPRを行うために制定されている記念日であると想定できます。

ただし、アセロラは、生の実の状態では、傷みやすく、2日から3日しか持たないので、生のアセロラの実を食べたい場合は、沖縄や鹿児島など、生産地に行く必要があります。

アセロラには、ビタミンCなど、健康に効果的な栄養成分が含まれているので、日々の健康維持に、アセロラジュースでも飲んでみようかと思いまいました。