5月4日は、ラムネの日という記念日です。
ラムネの日は、ラムネの製造販売をしたことに由来して制定された記念日です。
さらに詳しく、「ラムネの日」について知りたいと思った場合は、このまま読み進めてもらえれば参考になります。
「ラムネの日」に関する基本情報
ここでは、「ラムネの日」を、誰が制定したのか?なぜ、5月4日なのか?といった基本的なことがらを紹介します。
なぜ、5月4日が記念日になったのか?
東京の千葉勝五郎が、「ラムネ」の製造販売の許可を得て、初めてラムネを製造したのが、1872年(明治5年)5月4日であることにちなんで、記念日が制定されています。
当時の「ラムネ」の呼ばれ方とは?
当時のラムネの呼び名は、「沸騰散」「ジンジャービア」などと呼ばれていました。
販売当初は、評判が悪かった
ラムネの販売当初は、「ゲップが出る」ということで、評判は良くなかったようです。
「ラムネ」の開発は、どう行ったのか?
「ラムネ」の開発には、中国人のレモン水製造技師を雇って、製造方法を学んで作りました。
日本で最初に売り出したのは「レモン水」
ラムネが売り出される前に、1865年(慶応元年)に、長崎において、藤瀬半兵衛という人が、「レモン水」という名前で売り出しましたが、「レモン水」の名前は広がらずに、その後、「レモネード」となりました。このレモネードがなまって、「ラムネ」という呼び方になったとも言われています。
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「ラムネの日」に関する豆知識・雑学
ここからは、「ラムネの日」にちなんで「ラムネ」についての雑学や豆知識を紹介します。
ラムネとは?
ラムネは、瓶の口を、ビー玉で栓をした炭酸飲料です。日本のソフトドリンクの元祖とも言われる飲み物です。
ラムネの瓶には、初めはビー玉は入っていなかった!?
ラムネと言えば、ビー玉が入った瓶です。今では当たり前のビー玉ですが、実は、最初は、ビー玉は入っていませんでした。当初は、コルクで栓をしていました。
ビー玉入りの瓶は、いつ日本に入ってきたのか?
ビー玉入りの瓶が、日本で登場したのは、1888年(明治21年)ごろと言われています。
ビー玉で、どのように栓をするのか?
ビー玉で、瓶に栓をするのは、製造段階では、最初はビー玉が落ちた状態です。ラムネの原液と炭酸をいれて、急激に瓶を下向きにすることで、瓶の中のガス圧で、ビー玉が瓶の口に圧着し、ゴムがパッキンとなり、押し上げられたビー玉が口に密着します。
ビー玉入りの瓶は、いつ、どこで発明されたのか?
ビー玉で、栓をしているラムネの瓶は、1872年に、イギリスのコルク会社のセールスマンであった、アイラム・コッドという人が、炭酸飲料を密封する画期的な方法の容器として発明されました。
ラムネは、リサイクルに適した商品
ラムネは、瓶に入っています。この瓶を回収すれば100%近くリサイクルすることが可能です。最近では、ペットボトルに入れているケースが多いですが、ラムネの瓶は、何度も使えるのでリサイクルの面では優秀な商品です。
日本に初めて「炭酸飲料」が来たのは!>
日本に初めて、ラムネの元祖となる炭酸飲料が入ってきたのは、「日本清涼飲料史」によると、1853年(嘉永6年)ペリーが浦賀に来航したときです。ペリーが、船上で、交渉に当たった幕府の役人にラムネをふるまっています。
ラムネの栓を開ける時にでる、「ポン」という音を、幕府の役人が、銃声と勘違いし、いっせいに刀の柄に手を掛けたと言ったエピソードも伝えられています。
まとめ
ラムネの日は、ラムネの製造販売をされた日を記念日にしています。しかし、ラムネと言う言葉を気にしないで、炭酸飲料の製造販売を、日本で初めて行ったのは、長崎の藤瀬半兵衛という人です。しかし、藤瀬半兵衛が、何日に製造販売したのかが分かっていないので、東京の千葉勝五郎がラムネを製造販売した日がラムネの日になっています。