10月2日と毎月12日は、豆腐の日という記念日です。
豆腐の日は、もっと豆腐を食べてもらいたいという思いで制定された記念日です。
さらに詳しく、「豆腐の日」について知りたい場合は、このまま読み続けてもらえれば知識を深めることができます。
「豆腐の日」に関する基本情報
ここでは、豆腐の日は、誰が制定したのか?なせ、10月2日なのか?といった基本的なことがらを紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
豆腐の日は、1993年に、日本豆腐協会が制定した記念日です。
日本豆腐協会とは?
日本豆腐協会とは、豆腐製品の製造、流通、品質に関する研究開発、教育促進をすることで、安全で良質な商品を提供するために、業界の健全な育成と発展に貢献することを目的に設立された協会です。
なぜ、10月2日が記念日になったのか?
豆腐(とうふ)が「 とう=10 、 ふ=2 」と言う語呂合せで決められています。
毎月12日の「豆腐の日」は、なぜ「12」か?
毎月12日は、「10 と 2」の組み合わせで出来ています。豆腐(とうふ)が「 とう=10 、 ふ=2 」と言う語呂合せで決められています。
豆腐の代表団体の「全豆連」とは?
全豆連は、正式名を「一般財団法人 全国豆腐連合会」と言います。全国豆腐連合会は、国が許可した唯一の豆腐の業界団体です。
全豆連は、何を行っているのか?
全豆連(全国豆腐連合会)は、日本の伝統食である「豆腐」の啓蒙、普及や事業者の健全な経営サポートにつとめる組織です。安全で安心を基本とした健全な豆腐業界を創造を目指しています。
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豆腐に関連するイベントとは?
ここでは、「豆腐の日」は関係ないが、豆腐が関連しているイベントを紹介します。
大山とうふまつり
豆腐料理で有名な「神奈川県伊勢原市の大山」では、毎年3月中旬に、直径4mの仙人鍋で、湯豆腐が振舞われる「湯豆腐のイベント」です。
どんなイベントが開催されているのか?
大山とうふまつりでは、「手作り豆腐体験」「琵琶や能といったその道の達人たちのパフォーマンス」「椀子豆腐早食い大会」など、30種類を超えるイベントが開催されます。
うそつきとうふの日
鳥取県米子市の「白鳳の里」では、毎年12月8日に近い土曜日に行われるイベントです。
なんで「うそつきとうふの日」という名称なのか?
鳥取では、その昔、ウソを普段から言い商売をしていた商人がいました。この商人が、12月8日に、「誓文開き」と称して豆腐汁を食べたことに由来します。
12月8日に、豆腐を食べるとどうなるのか?
豆腐を12月8日に食べることで、一年間についたウソを白紙にできると言われています。
どんなイベントが開催されるのか?
「うそつきとうふの日」は、特製豆腐鍋やうどんの振る舞いがあります。
ウソを白紙にする方法
今年ついたウソを白紙にするためには、「一筆箋(いっぴつせん)という、小さ目の便箋に、白紙にしたいウソを書いて、数日後に近所の日吉神社で焼くと、ウソが白紙になると言われています。
梅の花の「豆富の日」のイベント
毎月12日は、梅の花が「豆富の日」としてイベントを開催しています。
いべんと内容は?
金賞受賞の幻の「絹ごし豆腐」が味わえる12日の夜だけ味わえるイベントです。
どの地域でやっているのか?
関東、関西の梅の花の店舗限定で行われています。九州地区では、梅の花の湯豆腐が先着30名限定で提供しています。九州地区の梅の花の店舗は、全て金賞受賞の絹ごし豆腐が提供されています。
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「豆腐」に関する豆知識
ここからは「豆腐の日」にちなんで、豆腐にかんする豆知識を紹介します。
豆腐の歴史
豆腐は、いつから食べられているのか?
豆腐が、いつから食べられていたのかは、諸説ありますが、奈良時代に、中国大陸との交流が盛んで会った時に伝わってきたのではないかと言われています。
当初は高級な食べ物だった
豆腐は、当初は貴族や僧侶などの一部の人しか食べれない高級食材でした。
庶民が食べれたのは江戸時代から
豆腐を庶民が食べれるようになったのは江戸時代の初期は、「ハレの日」と言われた、お祭り、お正月、お盆、冠婚葬祭などの特別な日しか食べることができませんでした。
日本人の生活に根差したのは、江戸時代の中期から
庶民の食卓に豆腐が普段の日でも出てくるようになったのは、江戸時代の中頃からです。ただし、江戸時代の中頃は、まだ、江戸、京都、大阪などの大都市に限った話でした。
豆腐は、「豆」が「腐」と書く理由は?
豆腐は、「豆が腐る」と書きます。なぜ、豆腐が腐ると書くのでしょうか?調べてみると、中国語では、「腐」という漢字は「固まる」「柔らかい個体」という意味があります。この為、豆腐は、「豆を固めたもの」という意味があるようです。
冷や奴(ひややっこ)の語源とは?
豆腐の料理は、○○豆腐というのが普通ですあ、シンプルに食べる時は、「冷や奴(ひややっこ)」と言うのはなぜでしょうか?
「奴」の語源は、江戸時代にあり、日本料理で、食材を大き目の正立方体に切ることを「奴を切る」と言いました。つまり、「冷や奴」は、冷たい豆腐を正立方体に切るという意味になります。
絹ごし豆腐・木綿豆腐の違いとは?
「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」は、食感が違いますが、これは製法の違いで決まっています。
「絹ごし豆腐」の製法・特徴とは?
絹ごし豆腐は、水分を多く含んでいる豆腐です。その為、なめらかな食感になっています。
「木綿豆腐」の製法・特徴とは?
木綿豆腐は、製造途中に、布を敷いた容器に豆腐を入れることで、圧力をかけて水分を抜いているので、シッカリとした食感になっています。
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健康に良い食品と知られている「豆腐」
豆腐は、タンパク質や脂質など、体の基本的な栄養素を含む「機能性食品」として注目を集めています。
どんな栄養を含んでいるのか?
豆腐に含まれる二大栄養素の「タンパク質」と「脂質」が含まれています。
- タンパク質
- 脂質
タンパク質は、皮膚や内臓、骨、筋肉、血液などを作るのに必要です。
脂質は、エネルギー源になります。
豆腐の機能性成分とその効果とは?
- タンパク質・リノール酸
- レシチン
- テシチン・コリン
- サポニン
- イソフラボン
- トリプシンインヒビタ
- オリゴ糖
- カルシウム
- 豆腐のビタミン類
- おからの栄養
血圧やコレステロールを抑制する。
脂肪代謝にいい。
記憶力のアップやボケ防止にいい。
活性酸素の抑制や成人病予防にいい。
女性ホルモンの効果や骨粗しょう症にいい。
糖尿病の治療や予防に期待されています。
腸内の善玉真菌やビフィズス菌のエサになり増やす。
骨や歯の原料になったり、ストレス対策にも効果的と言われています。
美肌などに効果が期待できます。
豆腐と同様な効果と、食物繊維が含まれています。
「豆腐」は食べ過ぎは注意!?
健康に良いイメージがある「豆腐」ですが、食べ過ぎは必要注意です。
栄養成分の比較
「絹ごし豆腐」「木綿豆腐」「豚ロース肉」を100g食べたときの栄養成分を比較すると下記の通りになります。女子栄養大学出版部発行の新しい「日本食品標準成分表2010」による食品成分表を参照してみました。
「絹ごし豆腐」の栄養成分
- エネルギー:56kcal
- タンパク質:4.9g
- 脂質:3.0g
- 炭水化物:2.0g
- カルシウム:43mg
- 食物繊維:0.3g
「木綿豆腐」の栄養成分
- エネルギー:72kcal
- タンパク質:6.6g
- 脂質:4.2g
- 炭水化物:1.6g
- カルシウム:120mg
- 食物繊維:0.4g
「豚ロース肉」の栄養成分
- エネルギー:291kcal
- タンパク質:18.3g
- 脂質:22.6g
- 炭水化物:0.2g
- カルシウム:3mg
- 食物繊維:(0)g
上記の通り、豆腐は、カロリーだけを見ると低いので300gぐらい簡単に食べれます。
しかし、カロリーが低いからと300g食べると、カロリーが
- 木綿の冷ややっこ(300g):237kcal
- 豚ロース肉(100g):291kcal
といった様に、冷ややっこだけでも、それなりのカロリーになるので食べ過ぎは注意が必要です。
特に、お肉も食べつつ、豆腐を沢山食べると、カロリーの摂り過ぎになるので注意しましょう。
豆腐を沢山食べる時の注意点
湯豆腐など、豆腐を沢山食べる時は、お肉などの料理は食べないようにしましょう。お肉を食べなければ、豆腐を多少、多く食べてもカロリーの摂り過ぎになりにくいので安心です。
まとめ
最近では、木綿豆腐、絹ごし豆腐といった様な、昔ながらの豆腐以外にも、色々と美味しい豆腐が多く販売されています。
豆腐の日には、お肉やお魚を控えめにして、美味しい豆腐ずくしの料理を食べたいと思いました。