5月4日は、名刺の日という記念日です。
名刺の日は、名刺の普及を目的としている研究会が制定した記念日です。
さらに詳しく、「名刺の日」について興味がある場合は、このまま読み進めてください。
「名刺の日」に関する基本情報
ここでは、「名刺の日」は、誰が制定したのか?なぜ、5月4日なのか?といった基本情報を紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
日本名刺研究会が制定した記念日です。
日本名刺研究会とは?
日本名刺研究会とは、以前は、「名刺向上委員会」という名前で活動しており、会員数は2名だけでした。実際に、どのような活動をしているか、その内容は不明です。
なぜ、5月4日が記念日になったのか?
名刺の日の記念日が、5月4日なのは、英語で5月が「May(メイ)」と「4 = シ」の組み合わせで決められています。
「名刺の日」に似た記念日とは?
「名刺の日」に似た記念日として、「2枚目の名刺の日」という記念日があります。
「2枚目の名刺の日」とは?
2枚目の名刺の日は、社会人が、2枚目の名刺を持つことを記念する日です。
記念日の日付は?
2枚目の名刺の日は、2月22日です。
誰が制定したのか?
「特定非営利活動法人2枚目の名刺」が制定した記念日です。
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「名刺の日」に関する豆知識・雑学
ここからは、「名刺の日」にちなんで、名刺に関する豆知識、雑学などを紹介します。
名刺の起源は、どこなのか?
名刺の起源は、中国だと言われています。
なぜ、「名刺」というのか?
中国において、名刺は、木や竹の札を使っていました。この札を「刺」と呼んだことから「名刺」と呼ばれるようになりました。
名刺の歴史
名刺は、日本が、世界の中でも、もっとも頻繁に使われている国だとも言われています。その名刺の歴史を「中国」「ヨーロッパ」「アメリカ」「日本」の順に紹介します。
中国の名刺の歴史とは?(7~10世紀)
中国では、唐の時代となる7世紀~10世紀の書物に登場しています。当初の名刺は、木や竹の札に自分の名前を書いて、相手が不在の時に戸口に刺して、家に訪問したことを知らせるために使われていました。また、地位のある人に会うときの取次ぎ、正式な席での欠席時の挨拶代わりなどでも使われていたようです。
ヨーロッパの名刺の歴史とは?(16世紀)
名刺が、ヨーロッパで最初に使われたのは、16世紀のドイツだと言われています。ドイツでも訪問先の相手が不在であった時に、訪問したことを知らせるために自分の名前を書いたカードを残すのにつかわれました。
18世紀には、名刺の使い方、マナーなどの形式が決まっており、社交界などでは欠かせないモノとなっていました。19世紀には、写真入りの名刺も登場し、この時期に写真を入れることを考慮し、現在の日本の名刺と大体、同じような大きさになりました。
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アメリカの名刺の歴史とは?(18世紀)
アメリカでは、名刺を持たない人が多いのですが、英語では、「BusinessCard」「Calling Card」「Visiting Card」などとも言われます。
「CallingCard」「Visiting Card」の名刺の始まりは?
「CallingCard」「Visiting Card」のアメリカの名刺は、南北戦争の後の好景気時代に、金持ちのステイタスとして、社交の場で使われはじめました。
現在のアメリカの「BusinessCard」
現在のアメリカの「BusinessCard」は、自分の名前や身分を明かすモノというよりは、自分や自社の宣伝のために使われている傾向があります。
日本の名刺の歴史とは?(19世紀)
日本で名刺が使われるようになったのは、江戸時代の19世紀からです。当時の名刺は、和紙に墨で、手書きで名前を書いたもので、訪問先が不在の時に、訪問したことを知らせるために使われていました。
現在の名刺に似た印刷された名刺は、1860年代の幕末開国の頃からです。この時期には、名前の上に紋所が入り、役人たちが外国人と接する時に使われていました。
その後、明治時代以降になり、さらに盛んに名刺が使われるようになり、1851年~1854年の鹿鳴館時代には、社交界でも必需品となっていました。
まとめ
名刺の日は、特に活動の詳細が分からない日本名刺研究会が制定した記念日ですが、この記念日を活用し、ゴールデンウィークに遊びに行かずに家にこもっている人は、自分の個人の名刺を作ってみるのも良いのではないかと思いました。