毎月10日は、LPガス消費者保安デーという記念日です。
LPガス消費者保安デーとは、LPガスの認識を高めることで、事故を防止するために制定された記念日です。
さらに詳しく、「LPガス消費者保安デー」や「LPガス」などについて知りたい場合には、このまま読み進めてもらえれば知識を深めることができます。
「LPガス消費者保安デー」に関する基本情報
ここでは、まず、「LPガス消費者保安デー」は、誰がせいていしたのか?など、基本的なことがらを紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
1976年(昭和51年)に、高圧ガス保安協会が制定しました。
高圧ガス保安協会とは?
高圧ガス保安協会(KHK)とは、高圧ガス保安協会規則にもとづいて経済産業省所管の法人として1963年に特殊法人として設立されたが、1986年10月からは特別民間法人になりました。
どんな目的で設立されたのか?
高圧ガスの保安に関する調査研究、指導に関する業務を行い、公共の安全と災害の防止を目的として制定されました。
どのような事業をおこなっているのか?
高圧ガスの保安の講習や資格試験、検査の認定業務、研究開発、技術基準の作成、保管啓発活動などの業務を行っています。
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10月はLPガス消費者保安月間
経済産業省は、10月1日~31日に「LPガス消費者保安月間」として、保安月間中は、LPガス関係団体も協力して、LPガス事故防止のための保安啓発活動を集中的に実施しています。
また、消防局によっては、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」にもとづいて、LPガス販売事業者等に対する注意喚起や立入検査を実施しています。
「LPガス」に関する豆知識
LPガス消費者保安デーにちなんで、LPガスについて紹介します。
LPガスとは?
LPガスは、全国約2,500万世帯が、家庭用燃料として使用している生活にかかすことができないエネルギーです。
LPガスの意味とは?
LPガスとは、液化天然ガスのことで、英語で書くと「Liquefied Petroleum gas」ということで、頭文字をとって「LPガス」といいます。
LPガスの主成分とは?
LPガスの主成分は、プロパン・ブタンで、圧縮することで容易に常温で液化できる燃料の一種です。
LPガスの事故は減少傾向
LPガスは、漏えいすることで、爆発や火災などの事故が起こる可能性があります。しかし、近年は、安全器具が普及したことで年々減少を続けてきたが、ここ数年は下げ止まり傾向があります。
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LPガスとプロパンガスの違いは?
LPガスとプロパンガスは、実は、同じものです。
なぜ、LPガスとプロパンガスの2つの言い方があるのか?
LPガスは、直訳すると、Liquefied(液化)、Petroleum(石油)、Gas(ガス)になり「液化された石油ガス」という意味になります。
これに対して、家庭用のLPガスの主成分は「プロパン」を主成分としているので、プロパンガスと言われます。
都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは?
都市ガスとプロパンガス(LPガス)の違いとは
- ガスの供給方法
- 原料
- 発熱量
- 重さ
- 料金システム
に違いがあります。
「ガスの供給方法」の違いとは?
都市ガスは、道路の下に配管を通し、各家庭にガスを送っています。プロパンガス(LPガス)は、容器に液化したガスを入れて、各家庭に持っていって使います。
「原料」の違いとは?
原料は、都市ガスは、メタンが主成分の天然ガスが原料です。プロパンガス(LPガス)は、プロパン、ブタンを主成分に液化石油ガスが原料です。
「発熱量」の違いとは?
発熱量は、大手都市ガスは11,000Kcal/㎥、プロパンガス(LPガス)は24,000Kcal/㎥です。
「重さ」の違いとは?
都市ガスは空気より軽い、プロパンガス(LPガス)は空気より重いといった違いがあります。
「料金システム」の違いとは?
料金システムは、都市ガスは、事業者が勝手に価格は決めれません。これに対して、プロパンガス(LPガス)は、事業者が自由に料金設定ができます。
まとめ
LPガス消費者保安デーは、LPガスを安全に使うために、シッカリと保安するために役立てたい記念日です。
少しでも安全、安心にLPガスが使えるように、点検を行いましょう。