5月18日は、ことばの日(言葉の日)という記念日です。
ことばの日(言葉の日)は、言葉について考える日であり、言葉を正しく使えるように心がけるのを目的として制定された記念日です。
さらに詳しく、「ことばの日(言葉の日)」について興味がある場合は、このまま読み進めることで知識を深めることができます。
「ことばの日(言葉の日)」に関する基本情報
ここでは、「ことばの日(言葉の日)」は、なぜ、5月18日なのか?誰が制定したのか?といった基本的なことがらを紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
ことばの日(言葉の日)は、誰が制定したのかは書籍などでも調べましたが制定者は分かりませんでした。日本記念日協会には登録されていない記念日です。
自然発生的にできた記念日なのか?
ことばの日(言葉の日)は、誰が制定したのかは分かりません。通常、記念日というのは、協会や企業などの団体などが、PRや記念のために作ることが多いです。そうなると制定者が明確になります。
しかし、ことばの日は、制定者が明確になっていないので、インターネット上で個人が言いだし、自然発生的にできた記念日ではないかと推測できます。
なぜ、5月18日が記念日なのか?
ことばの日(言葉の日)の記念日は、5月18日になっているのは「5 = こ 10 = と 8 = ば」の語呂合わせで日付が決められています。
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「ことばの日(言葉の日)」に関する豆知識・雑学
ここからは、「ことばの日(言葉の日)」にちなんで、言葉に関連する雑学、豆知識を紹介します。
言葉の起源の研究は禁止されている!?
人が使う言葉の起源については、昔から広く議論されていますが、究極的な起源、年代については合意は得れていません。
経験的な証拠では限界があるので、多くの学者が、この話題を概して真剣な研究の対象にはそぐわないとして、1866年、パリ言語学協会によて、この主題を禁止しています。
このパリ言語学協会の禁止令は、西洋において、大部分を通じて影響力を保っています。
「言葉」の文字語源とは?
言葉(ことば)という文字は、「言(こと)」と「葉(は)」分解し、「葉」は、「端(は)」の複合語が言葉の由来だとも言う説があります。これは、古くから「ことば」という語は使われていることが少なく、「言(こと)」が一般的でした。
この「言」に、口先だけの軽い言葉で、事実を伴わない意味を持たせるために「端(は)」を付けることで、「ことば」になったとも言われています。
「ことば」は、昔は、どんな感じが使われていたのか?
.「ことば」という文字を感じでは、時代によって、使われる漢字などにも違いがあります。
奈良時代の「万葉集」
万葉集では、「ことば」は、
- 言葉
- 言羽
- 辞
の3つの漢字が使われています。
言羽(こどば)
「言羽」は、軽い物事を言うときに使われているようです。「羽」という漢字が使われていることで、なんとなく理解できます。
辞(ことば)
「辞」は、「辞書(じしょ)」の字なので、辞書が「ことばの書」と考えると理解できます。
平安時代の「土佐日記」「古今和歌集」
平安時代の「土佐日記」「古今和歌集」では、平仮名の「ことば」が使われています。
平安時代の「枕草子」
平安時代の「枕草子」では、「詞」という漢字が「ことば」として使われています。
室町時代んお「徒然草」
室町時代んお「徒然草」は、「ことば」は、「言葉」といった漢字がつかわれています。
言葉の字は、時代それぞれ
言葉という字は、平仮名の「ことば」を基本としつつ、それ以外にも「言葉」「言羽」「辞」「詞」など、色々な感じが使われていたようです。それぞれの漢字を使い分けている時期は、選ぶ漢字によって、言葉のニュアンスの違いがあったようです。
昔の日本人は、和歌や俳句を詠うのが一般的であったので、現代人よりも、言葉について繊細であったのではないかと思いました。
まとめ
ことばの日(言葉の日)は、誰が制定したのかハッキリとしていないので、どうやら自然発生的に出来た記念日のように思います。日本には、「言霊」「はじめに言葉ありき」などの言葉があります。
若者言葉など、言葉の乱れが指摘されますが、良き言葉は、意識して維持していきたいとものです。その為、正しい言葉、綺麗な言葉を学びたい人のために、何かしらのいい方法があればと思いました。