毎月17日は、減塩の日という記念日です。
減塩の日は、高血圧の予防や治療で、大切な減塩を、より多くの人に実践してもらうことが目的で制定された記念日です。
さらに詳しく、「減塩の日」について知りたい場合は、このまま読み進めることで知識を深めることができます。
「減塩の日」に関する基本情報
ここでは、「減塩の日」を誰が制定したのか?なぜ、毎月17日なのか?という基本的なことがらを紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
この記念日を制定したのは、特定非営利活動法人である日本高血圧学会が制定しました。
なぜ、毎月17日なのか?
毎月17日のを記念日にしたのは、
- 世界高血圧連盟が制定した「世界高血圧デー」(World Hypertension Day)
- 日本高血圧学会が制定した「高血圧の日」
がの5月17日であるのにちなんで、毎月17日になりました。
毎月が記念日になった理由は?
毎月17日を「減塩の日」にしたのは、1年を通じて減塩を実践し続けてもらいたいからです。
減塩の日のキャラクターとは?
減塩の日を制定した日本高血圧学会では、減塩を啓発するために「良塩くん」と「うすあ人」という減塩啓発キャラクターが存在します。
※キャラクターのイラストの掲載許可を申請中です。
[ads1]
「減塩の日」に関する豆知識
ここからは、「減塩の日」に関連する豆知識を紹介します。
食塩の適正な摂取量とは?
厚生労働省では、2015年4月1日から、日本人のナトリウム(食塩相当量)の1日の目標量は、
- 男性:8.0g/日未満
- 女性:7.0g/日未満
になっています。
減塩の日と岩手県の関係とは?
岩手県は、2010年の 厚生労働省の「人口動態統計」で、脳卒中の脂肪率が、ワーストになりました。調査では、人口10万人あたりの脳卒中での死亡率が、全国平均40.9人であるのに対して、岩手県は70.1人と際立って高くなっていました。
脳卒中の死亡原因は高血圧!?
脳卒中になる原因は、高血圧が続いて動脈硬化で、血管が破れるのが原因だと言われています。これに対して、岩手県の脳卒中の脂肪率が高い要員として、栄養士会が塩分を多く摂取する食習慣を指摘しています。
岩手県の塩分の摂取量は、多いのか?
実際に、岩手県の1日平均の食塩摂取量は11.8gと、全国平均と比べ1g以上も多いです。これは、岩手県の料理の習慣が関係しているようです。
岩手県の取り組み
岩手県では、脳卒中が原因の死亡率が、全国でワーストになったことに対して、毎月28日を「いわて減塩・適塩の日」として制定して、産官学の連携で、減塩、適塩の意識を高めるキャンペーンを展開しています。
2016年の食塩の平均の摂取量
20歳以上の男性
- 青森県:11.3g
- 岩手県:10.7g
- 宮城県:11.9g
- 秋田県:11.6g
- 山形県:11.0g
- 福島県:11.9g
20歳以上の女性
- 青森県:9.7g
- 岩手県:9.3g
- 宮城県:9.4g
- 秋田県:9.6g
- 山形県:9.8g
- 福島県:9.9g
上記の通り、「いわて減塩・適塩の日」のおかげなのか、岩手県での塩分摂取量が下がっているようです。
[ads2]
2016年の食塩摂取量の多い県、TOP10
ここでは、塩分摂取量が多い県のトップ10を男女別で、紹介します。
20歳以上の男性
- 宮城県:11.9g
- 福島県:11.9g
- 長野県:11.8g
- 福岡県:11.7g
- 秋田県:11.6g
- 石川県:11.5g
- 青森県:11.3g
- 新潟県:11.3g
- 鹿児島県:11.3g
- 茨城県:11.2g
- 広島県:11.2g
20歳以上の女性
- 長野県:10.1g
- 福島県:9.9g
- 山形県:9.8g
- 青森県:9.7g
- 千葉県:9.7g
- 秋田県:9.6g
- 島根県:9.6g
- 福岡県:9.5g
- 宮城県:9.4g
- 茨城県:9.4g
- 埼玉県:9.4g
- 新潟県:9.4g
- 山梨健:9.4g
- 宮崎県:9.4g
上記の通り、基本的に、寒い地域の方が、塩分が多い傾向があるように感じます。
2016年の食塩摂取量の少ない県、TOP10
ここでは、塩分摂取量が少ない県のトップ10を男女別で、紹介します。
20歳以上の男性
- 神奈川県:10.4g
- 大分県:10.4g
- 静岡県:10.3g
- 鳥取県:10.3g
- 徳島県:10.2g
- 滋賀県:10.1g
- 岡山県:10.1g
- 大阪府:9.9g
- 高知県:9.8g
- 沖縄県:9.1g
20歳以上の女性
- 和歌山県:8.8g
- 大分県:8.8g
- 滋賀県:8.7g
- 山口県:8.7g
- 佐賀県:8.7g
- 長崎県:8.7g
- 香川県:8.6g
- 大阪府:8.4g
- 岡山県:8.4g
- 高知県:8.4g
- 沖縄県:8.0g
上記の通り、暖かい地域になると、塩分の摂取量が少ないようです。
まとめ
塩分は、摂り過ぎると高血圧の原因にもなると言われているので、注意が必要な調味料です。塩分は、塩、そのものだけではなく、しょう油や味噌などの多の調味料などにも入っているので、本当に減塩するためには、慣れるまでは食事が薄味に感じたり大変ですね。