毎月5日は、長城清心丸の日という記念日です。
長城清心丸の日は、滋養強壮薬の長城清心丸を多くの人に知ってもらうことを目的に制定された記念日です。
さらに詳しく「長城清心丸の日」について知りたい場合は、このまま読み進めてもらえれば理解が深まります。
「長城清心丸の日」に関する基本情報
長城清心丸の日は、どのような記念日なのか?誰が制定したのか?なぜ、毎月5日なのか?といった基本的なことを紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
2001年に、輸入元の岐阜県瑞浪市のアスゲン製薬株式会社が制定した記念日です。
なぜ、毎月5日なのか?
毎月5日に制定した理由は、主薬の牛黄(ゴオウ)の「ゴ(5) オウ」の語呂合わせから決められています。
「長城清心丸の日」の制定目的
滋養強壮薬の「長城清心丸」(中国名・牛黄清心丸)を、より多くの人に知ってもらいたいことを目的として制定された記念日です。
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「長城清心丸」に関する豆知識
そもそも、「長城清心丸」って何なの?と言う人もいると思います。ここからは、「長城清心丸」に関連する事柄を紹介します。
「長城清心丸」の読み方は?
「長城清心丸」の読み方は、「ちょうじょう せいしんがん」です。
長城清心丸とは?
長城清心丸とは、動物生薬の牛黄(ゴオウ)が主成分とした11種類の滋養強壮生薬が配合されている薬です。
そもそも、牛黄(ゴオウ)とは?
牛黄(ゴオウ)とは、牛の胆のう、胆管中にできた結石のことです。
非常に貴重な「牛黄」
牛黄(ゴオウ)は、1,000頭に1頭の割合でしか発見できないので、非常に貴重な薬物です。
効果・効能は?
長城清心丸は、「虚弱体質」「肉体疲労」「病中病後」「胃腸虚弱」「食欲不振」などの滋養強壮の効果が期待できます。
- 虚弱体質
- 肉体疲労
- 病中病後
- 食欲不振
病気などの異常ではなく、元々、体質的に、「風邪」「発熱」「下痢」などになりやすい人に向いています。
肉体的、精神的な疲労で、極度に疲れている時、過労と感じる時に実感しやすいようです。
発熱性消耗性疾患時の滋養強壮に最適です。
胃腸が弱く、食欲がない、気力や体力がなく、体が弱っている状態です。
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漢方的に見た「牛黄」とは?
「牛黄」は、中国漢薬の原点の「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」で上品に収載されている要薬で、「驚癇寒熱、熱盛狂痙を治し、邪を除き、鬼を逐う」と記載されています。
血液の病的な熱を取る作用
「牛黄」を、漢方的に見た場合、血液の病的な熱を取る作用があるとされています。余分な熱が血液が持っていると、血液の流れが悪くなり心臓や肝臓などの臓器に負担がかかります。その為、「牛黄」で血液の流れを正常にすることで「心疾患」「血栓」「血圧異常」「肝臓障害」などの生活習慣の予防などにも応用されているようです。
ヨーロッパでの扱い
ヨーロッパでは、「牛黄」は、解毒剤として伝来しているようです。
昔から貴重な「牛黄」
中国
「牛黄」は、昔から大変貴重で、中国では、皇帝に献上されていたほどです。
日本の奈良時代
日本においても奈良時代には、牛を屠殺した際に、「牛黄」が見つかったら政府に献上するようにと「大宝律令」に記載されていました。
日本の江戸時代
江戸時代には、「牛黄」は、将軍や幕僚などの上流階級では珍重されていました。水戸黄門でおなじみの徳川光圀の印籠の中には「牛黄」が入っていたという説もあります。
まとめ
長城清心丸の日は、「長城清心丸」という滋養強壮の効果が期待できる生薬のことです。昔から珍重されていたモノだけに、漢方としての効果が期待できるということで、昔から使われていたので、体力が落ちていると感じている人は、試してみると良いかもしれませんね。