12月1日カイロの日です。

カイロの日とは、カイロの使用頻度が高くなる時期に、カイロについての正しい知識の普及と需要促進を目的として制定された記念日です。

さらに、「カイロの日」や「キャンペーン」「カイロの歴史」「カイロの豆知識」などを詳しく知りたい場合は、このまま読み進めてもらえれば参考になります。
 

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「カイロの日」の基本情報

カイロの日とは、どのような記念日なのか?その意味や由来、歴史があるのかについてまとめて紹介しています。

「カイロの日」の由来とは?

使いすてカイロの需要が高くなる12月の最初の日である12月1日に制定した記念日です。

誰が制定した記念日なのか?

日本カイロ工業会(旧:日本使いすてカイロ同業界)という団体が制定した記念日です。

いつできた記念日なのか?

1991年(平成3年)に日本カイロ工業会が設立10周年を記念して制定しました。

日本カイロ工業会とは?

日本カイロ工業会は、元々は、「日本使いすてカイロ同業会」という名前で設立されました。日本使いすてカイロ同業会は、1991年に、カイロメーカーが46社が集まりできました。その後、2001年5月17日に「日本カイロ工業会」と名称を変更しました。

カイロの日のイベント

12月1日のカイロの日に合わせて行われるイベントを紹介します。

ぽかぽかキャンペーン

カイロの日には、日本カイロ工業会が、イベントとして「ぽかぽかキャンペーン」が行われます。ぽかぽかキャンペーンは、「カイロ賞」と「ぽかぽか賞」があり、クイズの正解者の中から抽選で賞金やカイロ商品が当たるキャンペーンを行っています。

ぽかぽかキャンペーンの詳細は「日本カイロ工業会」を参照ください。

お店での言販売キャンペーン

12月1日のカイロの日は、これからカイロの使用頻度が増すのに合わせて、「カイロ製品の販売キャンペーン」が行われ「低温ヤケドの注意喚起」や「正しいカイロの使い方」などが記載されたチラシが配布されていることがあるようです。

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カイロの歴史とは?

使いすてカイロは、日本発祥だと言われています。
カイロは、明治にはすでにあったとも言われています。

現行の使いすてカイロの原型となったのは、1978年に発売された「ホカロン」です。ホカロンが、現在の使いすてカイロの発祥という説が有力なようです。

カイロの原形は、江戸時代の「温石」

江戸時代には、「温石(おんじゃく)」という、石を暖めて布でくるんで懐にいれるカイロが一般的でした。

ナスの芯のカイロ

江戸時代の元禄時代には、懐炉灰という木炭末に保温力の強いナスの茎などの灰を混ぜたものを通気口のある金属容器に密閉して燃焼させるタイプのカイロが使われていました。

明治時代のカイロ

明治時代には、「懐炉灰」という殿炭粉や麻殻を袋に詰め、または練って容器の中で燃やして温かくしていました。

大正時代のカイロ

大正時代には、「ベンジンカイロ」という、ベンジンの気化ガスと白金の触媒作用を使って燃焼させて温かくするカイロが、一般に使われるようになりました。

現在のカイロは、アメリカ兵のモノが原形

1950年~1953年ごろ、厳しい寒さの朝鮮半島で戦っていたアメリカ兵が、水筒のようなモノに鉄の粉と食塩をいれて発熱させて使っていました。これを工夫して、日本人が、現在のカイロを作りだしたとも言われています。

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新しいタイプのカイロ

使いすてカイロ以後に進化したカイロを紹介します。

電子レンジカイロ

電子レンジカイロは、使うときに電子レンジで加熱して使うタイプのカイロです。電子レンジカイロは、袋の中にゲル状の保温材が入っており、これを電子レンジで温めて使います。

電池式カイロ

電池式カイロは、使うときだけ電源をONにすることができ、ゴミがでないのがメリットのカイロです。日本国内以外で、海外でも使用されているようです。近年では、スマートフォンを充電するモバイルバッテリーやLEDライトなどの機能もついているものもあります。

エコカイロ

使用後、冷たくなり放熱されたら、熱湯に入れて吸熱させることで、再利用が可能なカイロです。エコカイロの中身はは、酢酸水溶液などの溶液とコイン状の金属片が入っており、金属片を刺激することで結晶化が開始し、約50度前後で、1時間ほど発熱します。

使い切りカイロの様々な種類

使いすてカイロは、長方形で手で持って使ったり、服に貼ったり、ポケットに入れてつかうモノが一般的です。
その後、使いすてカイロは、用途によって、
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  • 1981年:貼れないタイプのミニサイズ
  • 1988年:貼れるタイプ
  • 1980年代後半:靴用、靴下用、中敷き用、スリッパ用、座布団用、必勝カイロ(受験用)

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といった感じで、様々な使いすてカイロが発売されています。

 

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カイロに関する豆知識

ここからは、カイロに関連する豆知識を紹介します。カイロの話題にも参考になると思います。

使いすてカイロを数回に分けて使う方法

使いすてカイロは、一度、開けると使い切る必要があります。しかし、朝の通勤の時のみ使いたいなど、小分けにつかいたい場合は、ジップロックのような密封性が高いファスナー付きビニール袋にカイロを入れるといいです。ジップロックの中の空気を出来るだけない状態で封をするのがポイントです。

カイロは、空気に触れると化学反応をして熱が出ます。その為、ジップロックのようなファスナーが付いている袋に入れて、空気に触れないようにすると化学反応が止まり冷たくなります。再度、ジップロックから出すと温かくなります。

カイロは揉んではいけない・・・!?

ある程度以上の年代の人は、カイロを袋から取り出すと、最初は揉んで、化学反応を促進してから使っていました。しかし、現在は、揉まずに軽くふる程度で十分です。逆に揉みすぎると通気口から原料が漏れる可能性があるので注意が必要です。

カイロは税関では不審物で没収!?

使いすてカイロは、日本では当たり前の商品ですが、実は、海外では、あまり知られていません。その為、「海外に日本人が持っていった場合」や「外国人観光客が日本の使いすてカイロに感動してお土産として持って帰った」ときに、税関で不審物として没収されることがある、ということがネット上で多く見られるようです。海外に持っていくときは注意が必要です。

カイロ健康法

1991年には、「カイロ健康法」というカイロの暖かさを健康に役立てる健康法が有名になり、「健康」をテーマにしたカイロが売り出されました。

 

まとめ

カイロの日を元に、カイロについて色々と調べてみると、案外、昔からあったことに驚きました。また、使いすてカイロは、日本だけが一般的で、海外ではあまり広まっておらず、電池式カイロの方が一般的のようですね。

毎年、カイロを使っている人なら、「ぽかぽかキャンペーン」に申し込んで、カイロ商品などのゲットを目指してみるのもいいのかなと思います。