5月2日は、歯科医師記念日という記念日です。
歯科医師記念日は、歯科医師の身分や業務を規定する「歯科医師法」が公布されたことにちなんで制定された記念日です。
さらに詳しく、「歯科医師記念日」について
「歯科医師記念日」に関する基本情報
ここでは、「歯科医師記念日」を誰が制定したのか?なぜ、5月2日なのか?といった基本的な情報を紹介します。
なぜ、5月2日が記念日になったのか?
歯科医師記念日の記念日は、歯科医師の身分や業務を規定する「歯科医師法」が公布されたのが、1906年(明治39年)5月2日にちなんで日付が決められています。
誰が制定した記念日なのか?
1957年(昭和32年)に、日本歯科医師会が制定しています。
日本歯科医師会とは?
日本歯科医師会とは、1903年(明治36年)11月に設立された組織で、歯科医師の身分や業務を確立する歯科医師法の制定を目指して設立された組織です。
どのように「日本歯科医師会」が設立したのか?
1890年代に、医師の団体が、医師法の制定を目指して活動を開始しました。そして、歯科医師についても全国的に歯科医師の団体の設立が急務になりました。
その結果、1903年(明治36年)11月27日に、現在の日本歯科医師会、当時の大日本歯科医会が設立されました。そして、歯科医師法の草案を1904年(明治37年)10月にまとめて、1906年(明治39年3月)に医師法と同時に成立しました。
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「歯科医師記念日」に関する豆知識・雑学
ここからは、「歯科医師記念日」にちなんで「歯科医師」に関する豆知識、雑学の情報を紹介します。
「歯」は、全身の健康
歯磨きなど、口内を清潔に保つと、全身にいい影響を与えます。例えば、歯周病は、単純な口の病気ではなく、様々な病気と関係していると研究により分かってきました。
歯周病と深く関連があるモノ
「糖尿病」「喫煙」は、歯周病と深い関連があると指摘されています。
潜在的に歯周病に影響があると言われているモノ
「骨粗しょう症」「ストレス」は、歯周病に潜在的に影響があると指摘されています。
影響について報告されているモノ
「肺炎」動脈疾患」「低体重児出産」「感染性心内膜炎」は、歯周病に影響していると報告されています。
歯科医師とは?
歯科医師は、歯学にもとづいて傷病の診断や治療、予防などの医療従事者です。日本では、歯科医師の職務は、歯科医師法によって規定されている、業務独占をしている医療資格です。
歯科医には、どんな歴史があるのか?
明治維新前には、既に口歯科、口中科を専業としている医師がいて、口、歯、喉の治療が行われていました。世界的には紀元前2500年ごろと推定される義歯が発掘されています。
明治維新後の1874年(明治7年)8月には、医制が公布され、西洋を模範と下医療制度が整えられました。これにより医制により医師になるためには医術開業試験に合格する必要がありました。
1942年(昭和17年)の大戦中には、医療体制確立のため、医師法と合わせて国民医療法となったが、歯科医師制度、そのものには変化はありませんでした。その後、戦後に、医師法、歯科医師法、医療法に変わって、現在に至っています。
まとめ
歯科医師記念日は、歯科医師法と関係して制定された記念日でした。歯科医師記念日の日は、一般人にはあまり関係ないように思われるかもしれませんが、歯に関する記念日なので、この日に、歯の健康の大切さ、歯磨きの大切さを見直すキッカケにするのが良いのではないかと思いました。