6月1日は、鮎の日という記念日です。
鮎の日は、日本の固有の魚とも言われている「鮎」の美味しさを、より多くの人に知ってもらうのが目的で制定された記念日です。
さらに詳しく、「鮎の日」について興味がある場合は、このまま読み続けることで知識を深めることができます。
「鮎の日」に関する基本情報
ここからは、「鮎の日」の記念日として、誰が制定したのか?なぜ、6月1日が記念日の日付にしたのか?といった基本的な情報を紹介します。
誰が制定した記念日なのか?
2014年(平成26年)に、全国鮎養殖漁業組合連合会が制定した記念日です。
全国鮎養殖漁業組合連合会とは?
全国鮎養殖漁業組合連合会は、和歌山県和歌山市に本部を置き、日本の河川文化とともに、鮎をより多くの人に知ってもらい、食べてもらうことを目的として、様々な活動や情報発信をしている組織です。
なぜ、6月1日が記念日の日付になったのか?
鮎の日の記念日が、6月1日なのは、昔から、鮎の本格的な旬を迎える時期が6月とされているからです。
また、6月1日は、全国的に、鮎釣りの解禁日となっている地域が多い日でもあります。また、小売店に鮎が出てくる時期でもあります。
鮎の日のイベントとは?
鮎の日である6月1日は、鮎の解禁日となる地域も多く、この日に、鮎の放流体験、鮎の販売イベントなどが開催されている地域もあります。
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「鮎の日」に関する豆知識・雑学
ここからは、「鮎の日」にちなんで、「鮎」に関連する豆知識、雑学を紹介します。
鮎とは?
鮎は、初夏の風物詩でもあり、綺麗な川に生息することで知られているので河川環境保護の象徴ともなっています。また、日本における伝統的な和食文化に欠かせない食材でもあります。
鮎は、川の岩についている藻を食べて育つことで、独特な香りがすることから「香魚」とも書きます。その味は、上品で淡泊な味わいであることから「清流の女王」とも言われています。
しかし、そんな鮎ですが、現在では、食の多様化、食の欧米化などにより、魚離れが進み、漁業者も減少していると言われています。
鮎釣りができる有名河川とは?
鮎釣りができる有名な河川をいくつか集めてみました。
- 米代川(秋田県)
- 阿仁川(秋田県)
- 赤石川(青森県)
- 富士川(山梨)
- 魚野川(新潟県)
- 奥多摩(東京都)
- 糸魚川渓流(新潟県)
- 鬼怒川(栃木県)
- 中津川(神奈川県)
- 奈良井川(長野県)
- 安倍・藁科川(静岡県)
- 輪島川(石川県)
- 笙の川(福井県)
- 庄川(富山県)
- 神通川(富山県)
- 寒狭川上流(愛知県)
- 宮川(三重県)
- 員弁川(三重県)
- 黒滝川(奈良県)
- 揖保川上流(兵庫県)
- 岸田川(兵庫県)
- 有田川(和歌山県)
- 紀ノ川(和歌山県)
- 日野川水系(鳥取県)
- 西城川(広島県)
- 椹野川(山口県)
- 四万十川上流(高知県)
- 綾北川槻木(熊本)
- 五十鈴川(宮崎)
- 山国川(大分)
- 天降川(鹿児島)
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鮎の語源の由来・意味とは?
鮎は、産卵のために川を下ることから「滴り落ちる」「こぼれ落ちる」という意味がある「あゆる」が語源になっているとも言われています。
アイヌ語説
鮎は、川の中で素早く動き、素早く動くので矢のようであるということから、その為、アイヌ語で「矢」を意味する「アイ」が転じて「鮎」になったという説があります。
アユの占い説
神功皇后は、鮎をつって、征韓の戦いを占ったことから「占」「魚」から「鮎」になった説があります。
鮎は縄張りを持っている魚説
鮎は縄張りを持っている魚です。その為、「独占」「占拠」などの「占」に関連する「魚」ということで「鮎」となった説があります。
上記の通り、鮎の語源には諸説があります。
まとめ
鮎の日は、鮎の魚の美味しさを多くの人に知ってもらいたいという思いで制定された記念日です。鮎は、日本でも何ヶ所か釣れるところがあり、鮎が有名な地域では、鮎をレストランなどでも食べることができます。
鮎が食べれる解禁となる6月1日は、梅雨まえの良い気候の間に、ドライブがてら自然の中に鮎を食べに行くのも良いのではないかと思いました。