5月5日は、手話記念日という記念日です。

手話記念日は、写真家の後藤田三朗(ごとうだ みつお)氏が提唱したことで制定された記念日です。

さらに詳しく、「手話記念日」について知りたい場合には、このまま読み進めることで、知識を深めることができます。
 

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「手話記念日」に関する基本情報

ここでは、「手話記念日」の記念日を、誰が制定したのか?なぜ、5月5日なのか?といった基本的な情報を紹介します。

誰が制定した記念日なのか?

写真家の後藤田三朗(ごとうだ みつお)氏が提唱したことで、日本デフ協会が、2003年(平成15年)に制定された記念日です。

なぜ、5月5日が記念日になったのか?

手話記念日は、手話が、右手5本の指、左手5本の指を使うことから5月5日を記念日の日付となっています。

どんな記念日なのか?

手話記念日が、どんな記念日なのかは不明です。ネットでの検索、書籍などで調査しても、上記で紹介した内容しか出てきませんでした。

日本デフ協会について

日本デフ協会について調べても、「デフバレーボール協会」「デフバトミントン協会」などの協会しか見つけることができませんでした。

写真家の後藤田三朗(ごとうだ みつお)とは?

写真家の後藤田三朗(ごとうだ みつお)氏については、Wikipediaに情報がありました。岡山県倉敷市出身の人で、3歳の時に薬害で耳が聞こえなくなっています。その後、1980年に多摩芸術学園写真家を卒業し、1983年には、待ちのスナップ写真を集めた個展を開催し、1989年には、日本写真協会の新人賞を受賞しています。後藤田三朗氏は、写真家として活躍した人で、自らが耳が不自由になった人なので、「手話記念日」を提唱したようです。

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「手話記念日」に関する豆知識・雑学

ここからは、「手話記念日」にちなんで、「手話」にかんする豆知識、雑学を紹介します。

手話とは?

手話は、手と指の動作によって、会話をする手法で、視覚言語と言われています。音声言語と並ぶ言葉で、耳が聞こえない(ろう者、聴覚障害者)を中心に使われています。

手話は、どのような仕組になっているのか?

手話は、「あいうえお・・・」といった五十音、または、「ABC・・・」のアルファベットを表す指文字と、「犬」「山」「美しい」「走る」などの動詞、名詞、形容詞などの語が基本となり、身振りで会話をする方法です。

日本の手話とは?

日本の手話は、ろう者同士、ろう者と聴者の間で会話する手法として広がったのが「日本手話」と言われます。基本的に、日本語と手話の語をほぼ1対1に対応させた日本語対応手話と、その両者の中間的な表現の中間手話がありあす。また、地域によって、一部の手話単語が異なる場合があります。

日本の手話の法律

1933年以降、2011年までは、日本では手話は法律上で「言語」としては認められていませんでした。その為、公立のろう学校でも積極的に教授してきませんでいた。当時のろう学校では、相手の口を見て話を理解する「口話法」が主流でした。2011年に「改正障害者基本法案」が成立したことで、手話が「言語」として初めて認められました。

世界の手話の状況は?

世界では、手話は、共通言語は存在しません。日本専用の手話があるように、アメリカではASL、イギリスではBSL、フランスではLSFといったように、基本的に、各国が、自国で作られた手話が利用されています。

 

まとめ

手話記念日の制定の理由などは、よく分かりませんでしたが、記念日制定を提唱した後藤田三朗(ごとうだ みつお)氏が、薬害で、ろう者になったことから、手話の認知度を広めるため、多くの人に手話を知ってもらいたいといった思いで「手話記念日」を作ることを呼びかけたのではないかと思いました。