八十八夜の5月2日(閏年は5月1日)は、新茶の日という記念日です。

新茶の日は、この日に摘んだ新茶は上等なもので、この日に新茶を飲むと長生きするという言い伝えがあり制定された記念日です。

さらに詳しく、「新茶の日」について興味がある人は、このまま読みすすめてもらえれば理解を深めることができます。
 

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「新茶の日」に関する基本情報

ここでは、「新茶の日」について、誰が制定したのか?なぜ、5月2日か5月1日が記念日なのか?といった基本的なことがらを紹介します。

どんなことが行われている記念日なのか?

新茶の日には、新茶の試飲や販売促進の活動が行われています。

誰が制定した記念日なのか?

静岡県掛川市の「お茶を扱う山啓製茶の山啓会」が制定した記念日です。

なぜ、5月2日(閏年は5月1日)が記念日になったのか?

新茶の日の記念日の日付は、通常は、5月2日です。閏年は、5月1日です。これは、新茶の日が、立春から数えて八十八日目になる雑節の「八十八夜」であるからです。

新茶の日の年ごとの日付

  1. 2018年:5月2日
  2. 2019年:5月2日
  3. 2020年:5月1日(閏年)
  4. 2021年:5月2日
  5. 2022年:5月2日
  6. 2023年:5月2日
  7. 2024年:5月1日(閏年)
  8. 2025年:5月2日
  9. 2026年:5月2日
  10. 2027年:5月2日
  11. 2028年:5月1日(閏年)
  12. 2029年:5月2日
  13. 2030年:5月2日
  14. 2031年:5月2日
  15. 2032年:5月1日(閏年)
  16. 2033年:5月2日
  17. 2034年:5月2日
  18. 2035年:5月2日
  19. 2036年:5月1日(閏年)
  20. 2037年:5月2日
  21. 2038年:5月2日
  22. 2039年:5月2日
  23. 2040年:5月1日(閏年)

「新茶」の時期は、いつか?季節は?

新茶とは、4月中旬から5月中旬に摘み取られるお茶のことで、一番茶の総称でもあります。

お茶の美味しさが凝縮された新茶とは?

新茶は、寒い冬を超えて、温かい春を迎えて、その年になって、初めて、一番初めに摘み取られたお茶です。一番最初に摘みとられたお茶ということで、冬の間じゅう養分をシッカリと貯えていた新芽をお茶にするので、特に葉がみずみずしく美味しさが凝縮されています。

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「新茶の日」に関する雑学・豆知識

ここからは、「新茶の日」にちなんで、「新茶」に関する豆知識や雑学について紹介します。

新茶の読み方とは?

「新茶」の読み方は、「しんちゃ」です。

新茶の意味・特徴とは?

新茶は、その年に、最初に出た芽で作ったお茶のことで、「一番茶」とも言われます。お茶には、摘みとる時期や回数によって、呼び名が変わります。

新茶の種類

  1. 一番茶:五月末までに摘まれたお茶
  2. 二番茶:七月末までに摘まれたお茶
  3. 三番茶:九月十日までに摘まれたお茶
  4. 四番茶:十月二十日までに摘まれたお茶

上記の通り、お茶は、摘まれる時期によって、呼ばれ方が変わります。なお、その年の秋に摘まれる4番茶は、「秋冬番茶」とも言われます。

新茶の出回る時期とは?

5月1日は、新茶の日ですが、実際に、新茶は、いつ、お店に出回るのでしょうか?もちろん、地域によっての違いはあるでしょうが、基本的に、一番茶は、4月中旬から摘まれるので、4月中旬ぐらいから、お店に出回る可能性があると思えばいいようです。

また、最近では、茶葉を摘んでから、熟成させた新茶が、高級茶葉として9月ごろに出回ることもあるようです。

新茶の味が、美味しい理由・違いとは?

新茶の味が美味しい理由は、冬の間、養分を蓄えていたお茶の木が、春をむかえ、新芽に栄養を出すので、旨味の元となる成分が、一番濃く出るので、新茶が美味しくなるようです。

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新茶が長生きに良い理由とは?

新茶は、なぜ、「長生き」に良いと言われているのでしょうか?

栄養成分から長生きの理由を考えてみる

新茶は、特に栄養成分が豊富です。お茶に含まれる甘み成分である「テアニン」が含まれています。このテアニンは、紫外線に当たることで、ポリフェノールの一種で、渋み成分の「カテキン」になります。ポリフェノールには抗酸化作用があり、体内の活性酸素などの有毒物質を無害にする物質に変えるので、健康に良いので、長生きすると言われるようになったとも言えると思います。

縁起物であるから

新茶は、「新茶の日」「緑茶の日」である八十八夜に摘んだお茶として縁起物と考えられます。この八十八夜は、「八」の末広がりであるということで、縁起が良いとされています。この縁起が良いので長生きに良いと思われた可能性があります。

「初物」であるから

新茶は、その年の「初物」です。日本では、「初物」を有り難く思います。特に、江戸時代には、「初物を食べると七十五日長生きする」と言われていました。

初物には、これからその食べ物が旬であるという意味があります。旬のモノを食べると、エネルギーや栄養が豊富なので、体にいいことは想像がつきます。このことを江戸時代の人は知っていたので、長生きができると言ったように思われるようになったのではないかと思います。

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緑茶に含まれる栄養成分とは?

新茶として、緑茶の栄養には、どのような栄養成分が入っているのか紹介します。

基本的な栄養成分

  • エネルギー:2kcal
  • タンパク質:0.2g
  • 炭水化物:0.2g
  • 脂質:0g

ビタミン

  • ビタミンB2:0.05mg
  • ビタミンB6:0.01mg
  • ナイアシン:0.2mg
  • 葉酸:16ug
  • ビオチン:0.8ug
  • パントテン酸:0.04mg
  • ビタミンC:6mg

ミネラル

  • カリウム:27mg
  • ナトリウム:3mg
  • マグネシウム:2mg
  • カルシウム:3mg
  • :0.2mg
  • リン:2mg
  • マンガン:0.31mg
  • :0.01mg

上記の通り、緑茶には、色々な栄養成分が含まれています。

緑茶に期待できる効能・効果とは?

緑茶は、適量を摂取することで健康への効果が確認されています。

  • 認知症を予防
  • 糖尿病の改善
  • 脳梗塞の危険性を下げる
  • 脳や心臓などの循環器系疾患の死亡リスクの低下
  • ビタミンCの摂取量の大半が摂取できる

上記の通り、緑茶には、色々な健康効果が期待できるようです。特に新茶の場合は、栄養成分が豊富なので、健康効果も期待できると思われます。

 

まとめ

新茶の日に摘まれたお茶は、長生きすると言われるぐらい、健康にいいものでもあります。また、縁起物でもあるので、5月の母の日に、その年の新茶を贈るのも良いかもしれませんね。